| しかもこのコルベットは”ベースグレード” |
Muscle Cars & Trucksによると、新型シボレー・コルベット(C8)Z51パフォーマンス・パッケージがニュルブルクリンクを7:28.30で周回した、とのこと。
新型コルベットは500馬力を発生するV8エンジンを積み、0−100キロまでを2.9秒で加速するというスーパーカー並みのスペックを持っています。
その一方で価格は本国アメリカでは「650万円」という格安っぷり。
なお、C8コルベットは発表の時点ですでにニュルブルクリンクへのアタックを終えていたと言われますが、シボレーはまだ「発表するときではない」としてそのタイム公表をペンディング(この意図についてはわからない)。
新型C8コルベットは発表1週間前にニュルにアタックしていた!「目標をクリアしたが、今はタイムを発表する気はない」
C8コルベットのタイムは「ニュルブルクリンクのランキング」だと50位くらい
このタイムがどれくらいなのかということですが、ニュルブルクリンクの最新ランキングに照らし合わせると、おおよそ50位くらい。
なんだ大したこと無いじゃないじゃないと考えてしまいそうではあるものの、今回のコルベットのタイムは「ベースグレードの、もっとも安価なコルベット(ただしオプションパッケージつき)」が出したものだということを考慮する必要があります。
ちなみにこのタイム付近だとこういったメンツが揃い、新型コルベットのパフォーマンスは「まさにスーパーカーレベル」だということになりそう。
フェラーリ458イタリア 7:28.00 マクラーレン MP4-12C 7:28.00 ランボルギーニ・ウラカンLP610-4 7:28.00 ポルシェ911 GT3RS(991)7:28.00 ポルシェ カレラGT 7:28.71 メルセデスSLS AMG GT 7:30.00 ポルシェ911GT2(997) 7:31.00 |
ニュルブルクリンクのラップタイムTOP100最新版。フェラーリ488ピスタが驚異のタイムで9位に入り、マクラーレン600LTも上位に。もはや4WD優勢の時代は終焉を迎える
ただ、スーパーカーの方もたゆまぬ進歩を続けており、最新モデル(フェラーリ488GTB、ランボルギーニ・ウラカン・ペルフォルマンテ、マクラーレン720Sなど)だと7分前後での争いを繰り広げてて、しかしC8コルベットも今後「Z06」や「ZR1」というハイパフォーマンスモデルの登場が待機中。
参考までに先代コルベットZ06は7:13.9でニュルブルクリンクを走っていて、さらには非公式ながらもコルベットZR1(C7)は7:04を記録。
よって、今後登場するであろうC8世代のコルベットZ06、ZR1はそれぞれ先代のタイムを塗り替えるのは間違いないと思われ、とくに1000馬力級と言われるZR1においては「7分切り」を達成する可能性も見えてきます。
それにしても新型コルベットのパフォーマンスはすばらしく、これまでにミドシップスポーツを作ったことがないメーカーが「イキナリ」ここまでやるというのは驚き以外の何ものでもないという感じ。
アストンマーティンもハイパーカーである「ヴァルキリー」「ヴァルハラ」、さらには次期ヴァンキッシュにてミドシップモデルを投入することになりますが、ミドシップスーパースポーツ市場が一気に加熱することになるのは間違いなさそうです。
新型コルベットの0−100km/h加速が「2.9秒」だと判明!650万円のクルマなのにポルシェ918スパイダー、ランボルギーニ・アヴェンタドールS、フェラーリ812、マクラーレン720Sと同じタイム
一方でフェラーリは「ローマ」にて「優雅なデザインを持つ、フロントエンジン搭載スポーツカー」という新境地を切り開いており、いずれのメーカーも「これまでに無かったセグメント」、つまり他社の領域へとお互いに入ってゆくことになるのでしょうね。