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「走る芸術作品」とはよく言うが・・・。その表現はまさにこのクルマのためにあるような「全長8mの異形の怪物」、アゾナム・レポックがここに降臨【動画】

「走る芸術作品」とはよく言うが・・・。その表現はまさにこのクルマのためにあるような「全長8mの異形の怪物」、アゾナム・レポックがここに降臨【動画】

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| まさにメガサイズ。このクルマを自分で運転するのはちょっと嫌だ |

この記事の要点

  • 規格外のサイズ: 全長約8,000mm。キャデラック・エスカレードを約2.6mも上回る「陸のメガヨット」
  • 怒涛の1,000馬力: 4モーターEV+V6レンジエクステンダー搭載により巨体を感じさせない圧倒的パワー
  • 究極の移動ラウンジ: 車内はもはや「動く高級家具」。葉巻用ヒュミドールやワインセラーまで完備
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その名は「アズナム・パラディウム」!イタリアから"アメリカントラックベースの超高級ハイパーリムジン"登場

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ロールス・ロイスすら霞む。イタリアが生んだ「狂気」の超大型リムジン

「最近の高級車はどれも似たり寄ったり」——そう感じる富裕層への、イタリアからの強烈な回答が届くこととなり、ラム(トラック)をベースにした超高級セダン「パラディウム」で世界を驚かせたイタリアのAznom(アズナム)より「L’Epoque(レポック)」なるサルーンが発表されることに。

このレポックは1920〜30年代の「お抱え運転手付きの高級車」を現代の解釈と技術により再構築した存在であり、もはや自動車の枠を超え移動する現代アートと化しています。

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もはや道路が狭すぎる?全長8メートル、30インチホイールの威圧感

L’Epoqueの最大の特徴は、そのあまりにも非現実的なプロポーションにあり・・・。

  • 全長: 約8,000mm。これはフォード・フィエスタ2台分、ポルシェ・パナメーラよりも3mほど長く、ロールス・ロイス・ファントム エクステンデッド・ホイールベースよりも2m以上長い数値
  • 足回り: 巨大な車体を支えるのは驚愕の30インチホイール
  • デザイン: 垂直に切り立ったグリルと70年代のコルベットを彷彿とさせる力強いフェンダー、そしてボートテール型のリアエンド。これらが融合した姿は、まさに「公道を走るアートデコ」
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主要スペック一覧

現在公開されているレポックの驚異的なメカニズムはおおよそ以下の通りで、スペックを見る限りだと「ベース車両」が何かについての推測が全くできず、しかし公道走行のための要件を満たすことを考えると「なんらかのベース車両」があるものと思われます。※ベース車両があったとしても、ここまでの改装が施されているのであれば、合法に登録できない国や地域もありそうだ

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項目詳細仕様
全長約 8,000 mm
パワートレイン4モーター独立駆動(各ホイールに1基)
最高出力1,000 PS (986 hp)
バッテリー容量100 kWh
レンジエクステンダーV6 ガソリンエンジン搭載
シャシーラダーフレーム構造 + アダプティブ・サスペンション
ホイールサイズ30 インチ

なお、1,000馬力の巨体を100kWhのバッテリーだけで動かすのは航続距離の面で課題が残り、そこでアズナムは発電専用のV6エンジン(レンジエクステンダー)を搭載するという手法を選択。

これによって電欠の不安なく長距離を優雅に移動できる「実用性のあるドリームカー」を目指しているわけですね。

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参考までに、近年電気自動車(EV)への移行に伴ってエンジンの配置に縛られない自由なデザインが可能になっていますが、レポックのあまりにも長いフロントノーズは「機能的必然性」からではなくかつてのクラシックカーへのオマージュという「デザイン上の必然性」から。

そしてこれも「贅沢」を再現するひとつの手法ということになりますね。

車内は「一流ホテルのスイート」そのもの

そしてこのレポック最大の特徴はそのボディサイズや「1,000馬力」を発生させるパワートレーンではなく、その「室内」にあります。

ドアが開く瞬間、この車の真の贅沢が始まることとなり、(頭上の心配をしなくてもいいように)ルーフの一部まで跳ね上がる”ダブルモーションドア”を抜けると、そこには「後部座席」という概念を捨て去った広大なラウンジが広がることに。

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  • 高級家具のような設え: イタリアの伝統的な家具職人の技が光るウッド、レザー、ファブリック
  • 隠されたテクノロジー: ディスプレイは必要な時だけ現れる仕組み。Aznomは「真のラグジュアリーは、テクノロジーに支配されない静寂にある」と考えている
  • 究極のアメニティ: ミニバー、シガー用ヒュミドール(葉巻収納)、時計用ワインダーまで内蔵可能。AIアシスタントが、香りから照明、乗り心地までを完璧に管理
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なおモニターはBMW 7シリーズのようなフリップダウン式。

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いかにショーファードリブンカーといえど運転席も後部座席と同様の高級さを保っており・・・。

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後部座席同様のミニマルな、そして一見して高い品質を誇ることがわかる作りを持っています。

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競合比較と市場での位置付け:もはや比較対象は「ヨット」

現代のフラッグシップ、たとえばメルセデス・マイバッハ Sクラスやロールス・ロイス・ファントムでさえレポックの隣に並べばコンパクトカーに見えてしまうことは間違いなく、つまりこのクルマは「高級セダン」の競合範囲を超えていて、プライベートジェットやスーパーヨットを所有する超富裕層が「地上での移動においてもそれら同等の自由度と独創性」を求めるためにオーダーメイドを行う”新しい乗り物”という選択肢。

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結論:これは「白昼夢」か、それとも「未来」か

現時点では、L’Epoqueは壮大な「白昼夢(コンセプト)」の段階で、しかしアズナムには奇抜なアイデアを実際にカタチにしてきた実績(パラディウムなど)があり、「誰とも被りたくない」「究極を通り越した何かが欲しい」と願う世界中のコレクターたちが声を上げれば、この全長8メートルの怪物が実際にアスファルトを蹴る日はそう遠くないのかもしれません。

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参照:AZNOM

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