| カラーリングのモチーフは1953年の”記録を破った”フェラーリ340MM |
さて、先日はフェラーリ70周年記念限定モデル、「世界に一台の」フェラーリ488GTBが中古市場に登場とお伝えしましたが、今回もまた「フェラーリ70周年記念ワンオフモデル」がカーセンサーに掲載。
もう一度この「70周年記念モデル」について説明しておくと、フェラーリが2016年に「70周年」を迎えた際に発売したのが「70周年記念限定モデル」。
この限定モデルの内容としては、フェラーリの歴史にちなんだ70パターンのカラーリングを、当時の現行モデル5車種(488GTB、カリフォルニアT、488スパイダー、F12、GTC4ルッソ)に対して施すというもの。
よって70パターン×5車種ということで350台の限定モデルが存在するわけですが、一つの車種につき、そのカラーリングは「1台しか存在しない」ということになり、すなわちそのカラーリングを持つ該当モデルは「世界に一台のみ」ということになります。
そのためこれら350台はいずれもコレクターにとって「垂涎」の収集対象といえ、これまで中古市場(オークション)に登場した中でも有名なのは、かつてのレーシングカー”356P2”をモチーフにした488スパイダー「ザ・グリーンジュエル」で、これはなんと1億円超で落札されています。
今回売りに出されたのは「ザ・レコードブレイカー」
そして今回カーセンサー上にて掲載される488GTBに用いられたカラースキームは「ザ・レコードブレイカー」。
これは1953年に「ミッレミリアにおける平均速度記録(142km/h)」を更新したフェラーリ340MMにちなんだもの。
この340MMのボディカラーは「ブルーにホワイト」ですが、これを現代風に解釈したのがこの488GTBに持ちられている「ネイビーにホワイトのストライプ」ということになります。
ちなみに340MMのエンジンは4.1リッターV12、出力は280馬力。
これをフロントに搭載し、5速MTを介して後輪を駆動することになりますが、フェラーリ曰く「非常に扱いやすい車であった」とのこと。
ちなみに車体重量は850kgと非常に軽く、しかしドライバーズエイドの類が何もなかったということを考えると、扱いやすいといえど運転には高いスキルを要求されることになるのは疑いの余地がないところ(しかもブレーキはドラム式)。
このフェラーリ488GTB「ザ・レコードブレイカー」の登録は2018年、走行距離は365キロ。
言うなればほぼ新車コンディションということになりそうです。
なお、オプション総額は1300万円にものぼり、販売価格については「ASK」。
他モデルの「ザ・レコードブレイカー」はこうなっている
そして488GTB以外の「ザ・レコードブレイカー」はこんな感じ。
まずは812スーパーファスト。
カリフォルニアT。
GTC4ルッソ。
488スパイダー。
VIA:Carsensor Edge