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これは一体?謎の”ワンオフ”ブガッティ・シロンが販売中。ここまでお金をかけたのに納車直後に売りに出す謎

2020/03/03

| 転売するのであれば、もっと”標準的な”仕様を選ぶはずだが |

高級品売買サイトJames Editionにて、ちょっと変わったワンオフのブガッティ・シロンが掲載中。
このシロンは”Vanqueur de Coeur(ヴァンキュール・ドゥ・クール、いうなれば「心の勝者」)”と命名され、2019年に納車されたシロンのうちの一台。

納車後はサウジアラビアのリディヤにあるエキゾチックカーディーラー、セブン・カーラウンジにて展示されていた、とのこと。

相変わらず「なぜ売るのか」は不明

このシロンはいままでネット上に登場したいずれの個体に比較しても珍しい仕様を持っており、まずボディカラーが「淡いブルー」。
そしてサイドの「Cライン」はシルバー、ホイールはポリッシュ。
ブレーキキャリパーにはブラックが採用され、全体的には使用する色の数を抑えたシンプルな仕様です。

Bugatti-Chiron-1

そしてリアウイングの裏側には「Vanqueur de Coeur」が黒文字にて描かれます。

Bugatti-Chiron-4

つまりはかなり高いレベルで、相当なお金をかけてカスタムされているということになりますが、走行距離わずか603kmを刻むのみで「納車後まもなく」売りに出された理由は不明です。
ちなみに販売価格は約4億8000万円で、新車のシロンよりも1億円ほど高い値付け。
転売にて利益を得ようとするのであれば、人を選びそうなボディカラーやホイールを避け、フロントグリルの「10」のレター、リアウイング裏の「 Vanqueur de Coeur 」を入れず、ごく普通の「ブルーとネイビー」の組み合わせを選びそうなもの。

にもかかわらずこういった「自分仕様」のシロンをオーダーし、すぐに売り出すのが不思議ということになるものの、やはり中東の富豪というのは想像を絶するところがあるのでしょうね。

Bugatti-Chiron-Hermes-5

インテリアは比較的シンプルで、やや濃い目のブラウンにベージュのステッチ。
シートバックはカーボン製、そしてヘッドレストには「 Vanqueur de Coeur 」の文字が刺繍にて再現されています。

Bugatti-Chiron-6

他にもある、ブガッティ・シロンのカスタム

ブガッティ・シロンはその先代であるヴェイロンに比較して様々なカスタムが目撃されており、中には米人気ラッパー、ポスト・マローンの「内外装真っ白な」仕様を持つ個体も。
これを見ると「グリル内部のカラー」も選べるようですね。

総額3億3000万円、ラッパーに納車された「内外装フルホワイト」のブガッティ・シロン!シロン史上最高レベルのカスタムを見てみよう

そしてこちらは塗料に混入させる(メタリックな)粉末を持ち込んでブガッティに塗装させた「ヒデト・ブルー」のシロン。
世界で最も高価な塗装を持つシロンだと言われています。

【動画】その名は「ヒデト・ブルー」!世界で最も高価なペイントを持ち、オプション総額1億円を超えるブガッティ・シロンが東京にいた!

こちらは「エルメスのボックスに入って届けられた」米富豪に納車された「シロン・エルメス」。
フロントセンターのグリル内部にはエルメスの「H」パターンを採用したメッシュが用いられています。

【動画】これがブガッティ・シロン”エルメス”の納車風景だ!巨大なエルメスの「オレンジ色の箱」に入って届けられる!

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