| 作っている人達は本物のスーパーカー愛を持っているようだ |
タイにあるスーパーカーのレプリカ工場を紹介した動画が公開に。
ただ、今回の場合はレプリカといえども「きっちり本物と同様に」作り上げるのではなく、「なんとなくそれ風に」安いコストで製造しているようですね。
工場ではランボルギーニはじめフェラーリ等のレプリカが製造されており、ほかにも「新作」としてマクラーレンやポルシェの用意があるそうですが、まずは動画の内容を紹介したいと思います。
レプリカといえどもオリジナル要素満載
なお、このレプリカを製造するのは「P.S.モディファイ」なるショップ。
ベースとなるのはトヨタMR2、そしてホンダ・プレリュードとのことですが、BB型のホンダ・プレリュードは発売された時に「フロントエンジンなのに、ボンネットがミドシップフェラーリよりも低い」と大々的にアナウンスされたほど。
よって、”その低さ”が買われてベースモデルに起用されているのだと思われます。
ランボルギーニ・ヴェネーノ
こちらはまずランボルギーニ・ヴェネーノ。
とにかくタイではランボルギーニやフェラーリのレプリカ製造が盛んといった印象も。
今回のようにレプリカ製造を商売とする場合もあれば、自分で乗るために「自宅で作る」人など様々。
おそらく現地では、「どう頑張っても」本物のランボルギーニやフェラーリを手にできることができないほどの経済格差があるのだと思われ、そういった事情もレプリカ大量発生の一因となっているのかもしれません。
それはさておきですが、ベースがトヨタMR2なのでちょっと(というか相当に)変な感じ。
ただし似せようと頑張ったことも十分に感じ取ることができ、ディティールにはこだわっているようですね。
リアウイングの角度調整要マーキングまで再現(ただし実際に角度調整はできないようだ)。
モロモロの事情に配慮してか、「Lamborghini」エンブレムや「VENENO」の文字はなく、代わりにショップ名「P.S.Modify」のロゴが入ります。
さらにオリジナル要素として、「シーケンシャルフロントウインカー」も。
もちろんこれは本物のヴェネーノにはない装備です。
こちらも本家にはない、電動ソフトトップ。
これを組み込んだということは、けっこう高い技術を持っていると判断して良さそうですね。
そしてテールランプもシーケンシャル。
かなりこだわった仕様を持つものの、価格は以外に安い400万円(ベース車両込み)。
その他にはフェラーリも
こちらはラ・フェラーリのようなクルマ。
やはり方方への配慮なのかフェラーリの文字そしてエンブレムが装着されていない模様。
ドアミラーのステーなどは「けっこう頑張っている」と思います。
ステアリングホイールはなぜかポルシェ。
メーター等も他車種から流用したと思われ、エンジンスターターがステアリングコラムに移植されていることも分かります。
なお、ドアはちゃんとバタフライドアに変更済み。
ちなみに車名は「MR-F」。
ボディカラーはレッド、インテリアカラーにはタンを採用し、つまりは「最もフェラーリらしい組み合わせ」。
随所にスーパーカー愛が見られるカスタムでもあり、(レプリカ製作・販売は褒められた仕事ではありませんが)この人達は仕事を楽しんでいるんだろうなということもわかりますね。
ちなみにこちらはフェラーリF12っぽいクルマ。
リアフェンダーが懐かしの「ケーニッヒ」っぽいところがナイスです(ホイールも超ディープリム)。
動画中には、このほかにも多数の「製造中」レプリカが登場し、そんなに売れるのかと驚かされますが、おそらくはこのショップオリジナルデザインと思われるクルマも見られ、なかなかに楽しませてくれる内容となっています。
VIA: CB Media