| ただし”期待していた以上のクルマ”なのは間違いない |
さて、納車が進むにつれて次々出てくる新型コルベットのレビュー。
これまでには「実際には公称値よりも速い」「カタログ値よりもパワーが出ている」「組み立てミスがある」「内装のステッチが曲がっている」等様々な動画が公開されていますが、今回もまた実際に納車を受けたオーナーによるもので、内容としては「C8コルベットで、気に入らないところ5つ」。
いずれも致命的な内容ではないものの、いったいどんなところが気に入らないのかを見てみましょう。
動画主は生粋のシボレーマニア
なお、この動画を公開したのはChevy Dudeなる人物で、その名からもわかるとおり生粋のシボレーマニア。
新型シボレー・コルベットの気に入らない部分につき、まずは「フロントカメラとリアカメラを同時に動作させると、本来リアに表示されるはずのガイドラインが表示されない」というもの。
これはさすがにオーナーでないとわからない部分ですが、C7コルベットでは同じ条件下でも「ちゃんとガイドラインが表示された」とのことで、おそらくは修正プログラムが提供されるか、翌年度モデルで改良されることになりそうです。
次は「ヘッドアップディスプレイの不具合」で、ときどき速度表示がおかしくなる、とのこと。
速度表示が正しくないというのは、日本だとリコール案件に相当しますが、これも近いうちに修正プログラムが当てられることになりそうです。
そして運転席側にて、サイドウインドウを下げて走っているときのウインドノイズ。
時速60キロくらいでもけっこう気になるそうですが、意外とこういった「風切り音」に関する問題は(どのクルマでも)多いようですね。
さらにはパーキングセンサーの警告音について「ちょっと遅れる」というものも。
これは警告音を当てにしてた場合、その警報が遅れると最悪は何かに当たってしまうことにもなりかねず、やはり改善対象となるのかもしれません。
そしてナンバーワンは「インキーの可能性がある」。
なぜそうなっているのかはわかりませんが、C8コルベットにおいては、車内にキーを放置した状態で(外から)ドアを閉めると、勝手にロックされてしまい、外からドアを開けることができなくなるという内容です。
おそらくは防犯上の理由にてそうしているのだと思われますが、これはごく一般的なスマートキーのロジックとは異なる(車内にキーを置いていれば、外からドアを開くことができる)ため、戸惑う人、締め出されてしまう人が頻出することになるのかもしれません。
ただ、今回挙げられた5つについて、いずれもさほど大きなものでも、クルマの走行性能や楽しさをスポイルするものでもなく、実際にChevy Dude氏は「新型コルベットは期待していた以上のクルマだ」とコメント。
他のユーチューバーからも様々なC8コルベットのレビューが公開されていますが、本当にシボレーはいいクルマを作ったな、という印象です。
Source: Chevy Dude