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【動画】StayGarage!パガーニ創業者が語る自身のガレージ、子供の頃の夢、そして現在。「いかに困難でも、夢を捨ててはならない」

2020/04/19

| オラチオ・パガーニ氏は極貧状態からここまで成功した |

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さて、現在世界中では、コロナウイルス感染防止のために外出ができない人々が多々いるといった状況。

つまりは「Stay Home」というワケですが、今回世界中のカーガイの間で広がっているのが「#StayInYourGarage」、つまり”ガレージにいよう”。

そして今回はパガーニ創設者、オラチオ・パガーニ氏が自身のガレージを公開し、以下の通り動画にてメッセージを発することに。

「我々は現在、困難な状況にある。それでも生きるために努力しなくてはならないし、夢見ることもやめてはならない。そして我々が今できることは”バーチャルミーティング”だ。このバーチャルミーティングとは、クルマに対する情熱を語り合い、ガレージに眠るクルマたち、いやクルマでなくてもいい。それがバイクでも、自転車でも、おもちゃであったとしても。大切なのはそこにある、そして自分を待っているモノたち、語るべきモノたち、愛するべきモノたち、くつろげる場所なのだ」

オラチオ・パガーニ氏はけっこう色々なクルマやバイクを持っていた

オラチオ・パガーニ氏はアルゼンチン出身で、ただクルマが好きであり、クルマを作ることに携わりたいと考えてイタリアへとやってきた人物。

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当然なんらかのアテがあったわけではなく、一時はテント暮らしを経験したと語っていますが、まずはランボルギーニの床掃除から始まり、そこから技術主任にまで登りつめ、今では自身の自動車会社を持つまでに。

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パガーニはなぜ成功することができたのか?一時はテント生活も経験した、オラチオ・パガーニの物語

そして同氏のガレージをみると、実に様々なクルマやバイク、自転車、そしてミニカーがあり、根っから乗り物が好きな人物であるということがわかります。

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そんな中でもオラチオ・パガーニ氏が語りたかったのは、一台のジャガーE-Typeのストーリー。

私は小さい頃、アルゼンチンの小さな街で育った。そこではスーパーカーはもちろん、スポーツカーすら見ることがないような土地だ。しかし、街には裕福な一人の紳士が住んでいた。

彼が乗っていたのはジャガーEタイプ、そう、今私の後ろにあるのとまったく同じ1963年製だった。

彼はときおり、自分が住んでいた街の中心から、街の外れのガソリンスタンドまでガソリンを入れに行くんだ。当時10歳だった私は、自転車〜黄色い、24インチだったな〜に乗って彼の家の前でいつも彼がクルマで出てくrのを待っていた。そして、ガレージの扉が開いて彼がクルマで走り出すと、全速力で追いかけたものだ。もちろん、自転車ではジャガーEタイプに追いつけない。でも、私は彼がどこで停車するかを知っていたので、1時間かけてでも彼を追いかけたことを思い出すよ。だから、ジャガーE-Typeは、私にとって、いつもクルマへの情熱を作り出すための象徴でもあるんだ。

さらにこの話には続きがあります。

そして私が1983年にイタリアにやってきたとき、ブラーゴ製のそれは美しい、ジャガーE-Typeのミニカーを買ったんだ。ちょうどこのクルマと同じ色だね。そして私はその25年後、幸運なことに、実車を購入することができるようになった。だけど、実際に、このクルマを手にしてみて〜正確にはガレージに置いてみてだが〜、一つの気持ちに気づいた。

それは、ブラーゴのミニカーを買った時も、実車のジャガーを買った時も、どちらも同じくらいい嬉しかったということだ。なぜだろう?それは、どちらを買う時も全財産をはたいたからかもしれない。けして実車を手に入れた時の喜びが小さかったわけじゃない。私が言いたいのは、ミニカーであっても、実車であっても、自分が愛するものを手に入れたときの嬉しさは変わらないということだ。

さあ、今度は君たちの番だ。君たちの冒険、好きなもの、夢を聞かせてくれ。もう一度言うが、そのモノの値段は、私たちがそれに感じる気持ちや愛着に比例しない。

同様に、そのモノの美醜は、そのモノを見る人の判断による。どうか君たちの夢、そして何が君たちを駆り立てるのかを聞かせてほしい。それが今私が願うことだ。

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今回の動画ではアルゼンチンの紳士とその後どなったのか、その紳士が彼の成功を知ることができたのかどうかについては語られていないのが残念。

それでもオラチオ・パガーニ氏は現在、自ら作り出したクルマが多くのメーカーによってモデルカー化され(たぶん、ブラーゴからは出てない・・・)、多くの少年たち(ときには大きな少年たち)に夢を与え、日々の生活の原動力となっているというのはまさに「正の連鎖」。

そしてまた誰かが第二のオラチオ・パガーニ氏となり、この物語を引き継いでゆくことになるのかもしれません。

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動画の最後にて、「そうそう、最後にもうひとつ」とスティーブ・ジョブズばりに同氏が語るには、「私が最も好きクルマは、ポルシェ917なんだ」。

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オラチオ・パガーニ氏は現在120ものポルシェ917のモデルカーを所有していて、毎朝ポルシェ917がデザインされたカップとともに、それらモデルカーを眺めながら朝食を摂るそうです。

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そして、「お茶を(コーヒー党ではないようだ)飲み干した時、その底に見える917ロゴがいい。917を身近に感じるひとときだ」とも。

各ユーチューバーも#StayInYourGarageに参戦中

なお、各ユーチューバーについても、現在はイベント参加や取材ができず、そのためか自身のガレージやコレクションんを紹介したり、そのストーリーを語る動画を公開中。

ここでその一部を紹介したいと思います。

こちらはShmee150氏が過去のクルマ、現在のクルマを紹介する動画。

アメリカのカーコレクター、マニー・コシュビン氏も過去のクルマ遍歴を公開しています。

VIA:Pagani Automobili, Shmee150, Manny Khoshbin

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