| これで不便を感じることもなさそうだ |
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さて、ポルシェが過去のモデルを対象に、インフォテイメントシステムをインストールするキットを発売。
もちろん社外品にも同様のキットは存在しますが、ポルシェ純正のキットは「オリジナルのインテリアの雰囲気を壊さない」ことが特徴です。
まずは上の画像の1DINサイズのインフォテイメントシステム(1439.89ユーロ)。
もとから備わる「カーステレオ」と入れ替えるものですが、これを装着することでアップルカープレイが使用できるようになるという優れものです。
なお、これまでにもポルシェは1DINサイズのカーナビゲーションシステムを発売していたものの、今回はそれがアップデートされたということになりますね。
このインフォテイメントシステムの対応モデルは1960年代~993世代までの911(901だとFシリーズから)だそうで、初期のミドシップモデルやFR(トランスアクスル)モデルにも対応するとしており、つまり914や924、944にも装着可能だそう。
ディスプレイサイズは3.5インチ、ブルートゥースにも対応し、AUX端子とUSB端子、SDカードスロットも備えている、とのこと。
ポルシェは過去のモデルを大切にする
ポルシェは過去のモデルを非常に大切にすることでも知られ、これまでにも「昔のポルシェにフィットするカーナビ」のほか、「昔のポルシェにマッチするデザインのタイヤ」も発売済み。
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ポルシェがクラシック911のために「昔っぽい」タイヤの提供を開始
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さらには過去のモデル向けパーツもどんどん復刻しており、パーツリスト等も公開するなど、ユーザーに優しい環境を整えています。
加えてクラシックモデル専門のポルシェセンター(ディーラー)もオープンさせるなど、さすがは「これまでに製造したクルマの70%が現役で路上を走っている」というだけはあり、オーナーに対するバックアップ体制は万全のようですね。
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ポルシェがクラシックモデルオーナーのためのコンテンツを大幅拡充。パーツリスト、カラーコードや「洗車方法」まで
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986/996世代ももはや「クラシック」
そして今回新登場となったもうひとつのアイテムが986(ボクスター)/ 996(911)向けのインフォテイメントシステム”PCCMプラス(1606.51ユーロ)”。
こちらのディスプレイサイズは7インチとなり、アンドロイドオート/アップルカープレイ両方に対応しますが、ぼくが以前に乗っていた986もすでに「クラシック」扱いになってしまったということについて、あまりにも早すぎる時間の流れに驚かざるを得ないという状況です。

こちらもAUX、USB入力に対応しているようですが、本体とは別のボックスに端子が設けられているようですね。

ポルシェはクラシックモデル向けコミュニケーションシステムのプロモーション動画も公開
そしてポルシェは今回、クラシックモデル向けコミュニケーションシステムのプロモ動画を公開。
まずは裕福、そして幸せそうな一家が息子の誕生日を祝うところからスタート。

そして「プレゼントがある」と息子を外に連れ出し、そこに鎮座するのは996世代の911カレラ4S。
このクルマがプレゼントなのかと思いきや・・・・。

「ありがとう。でも、これはすでにボクが乗ってるクルマだけど・・・?」

「そうだよ。でもこっそりアップデートしておいたんだ。よく見てみるといい」

そしてブレーキシステムやエキゾースト、エンジンルームをチェックする息子。
「どこかな・・・わからないよ」といった感じです。

そして(たぶん)父親が「仕方ないな。私が見せてやろう」とばかりにドアを開けます。

「Siri、プレイリストから”ハッピーバースデー”をかけてくれないか」
アップデートとは、この新しいコミュニケーションシステムだったわけですね。

息子ちゃん大喜び!

VIA:Porsche
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