| 一台のクルマの中にこれだけの問題があればさすがにクレームとなりそうだ |
さて、続々進むテスラ・モデルYの納車。
モデルYは「モデル3のSUV版」とも言えるクルマですが、その品質について何かと話題に。
これまでに発見されているのは主に「塗装」にかかわるものであり、しかし今回はパネルのギャップや内装の仕上げについて言及するユーチューバーが登場しています。
テスラの初期ロットは買いではない?
米国にて販売されるモデルYはカリフォルニア州フリーモントにある工場で生産されていると思われ、そして同工場で生産されるクルマ同様に「パネルのギャップ」がかなり大きい模様。
こちらはリアハッチとリアバンパーとの継ぎ目ですが、上の方が広く、下の方が狭く。
というか、パネルがきっちりハマっておらず、外側に飛び出しているようにも見えますね。
サイドステップとフェンダーアーチとの「段差」も。
ただ、ぼくの経験からすると、以前に乗っていたミニクーパーSもこんな感じ(しかも左右でかなりギャップが違った)。
しかも、ボディ剛性が弱かったのか、ある日は右の方の段差が大きく、またある日は左側の段差の方が大きかったりということがあって、面倒になり「気にするのをやめた」という経緯もあります。
こちらはウインドウモールのギャップ。
これも以前に乗っていたミニクーパーS、現在乗っているポルシェ718ケイマンでは「かなり」大きく、このモデルYとはさほど変わらないくらいです。
ただ、モデルYの場合は「いたるところがこんな感じ」というのがちょっとマズいのでしょうね(ミニクーパーSも、ポルシェ718ケイマンも、こういった問題が見られるのは”一部”だけ)。
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フロントバンパーとボンネットとの継ぎ目における「隙間」も左右でかなり異なるようですね。
これもぼくはミニクーパーSで経験済み。
テールランプは2ピース構造ですが、その2ピースがきっちり合っておらず、かつ内部に曇りも。
この「曇り」については輸入車によく見られる現象の一つで、数時間で解消するのであれば、そして水が滴るようなものでなれば問題はないと認識しています。
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そして内装に目を移すと、パネルの「浮き」が。
おそらくはクリップがきっちり固定されていないのだと思われますが、イタリア車には時折見られる問題ですね。
そして内装パネルのあちこちに見られる「浮き」。
これらひとつひとつを見ると、「いずれかのクルマに必ず見られる」内容ではあるものの、上述のように「総集編」といわんばかりに、一台のクルマの中にこういった問題が集中しているのが大きな問題なのかも。
本当にこういった不具合が「いずれの個体にも見られる」のであればもっと大きな問題となりそうですが、それほど大騒ぎにはなっていないので、「個体差がある」のか、それともテスラに乗る人々はこういったところに無関心なのか、はたまたテスラオーナーはイーロン・マスク氏に心酔していて「あばたもえくぼ」なのかは不明です。
それでは動画を見てみよう
まずは上で紹介した不具合を解説する動画。
こういった問題が「設計」によるものなのか、もしくは設計はちゃんとしていて、しかし「組み立て」によるものなのかはちょっと不明。
願わくば後者であってほしいものですね。
こちらは別のユーチューバーによる、モデルYの塗装品質に問題があるという動画。
塗装品質については、この動画に限らず、相当な数のユーチューバー、そしてディティーリングショップが指摘しています。
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