| ゴルフGTI TCRであればニュルブルクリンク”FF”最速を狙えそうだ |
さて、フォルクスワーゲンはフルモデルチェンジ版新型ゴルフ(ゴルフ8)にハイパフォーマンスモデル”GTI”を追加していますが、そのゴルフGTIの上に位置するのがゴルフGTI TCR。
これはゴルフ7において「初登場」となったグレードで(日本では限定発売扱い)、ツーリングカーレースにおけるひとつのシリーズ「TCR」に参戦するゴルフGTIにインスパイアされたモデルとなります。
(ゴルフ7世代での)位置づけとしては「ゴルフGTI」と「ゴルフR」との中間というポジションであり、エンジンはそれらと同様に2リッター4気筒ターボを採用。
出力は290馬力で、これはゴルフGTIよりも45馬力多く、ゴルフRに比較してわずかに20馬力低いだけ、という数字です。
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ゴルフ8世代のGTI TCRはさらに特別なモデルになりそうだ
なお、ゴルフ7世代のGTI TCRだと、フロントスプリッター、サイドシルエクステンション、ルーフスポイラー、リアディフューザーが特別にデザインされ、その他にはアクラポヴィッチ製エキゾーストシステム、18インチホイール、ブラック仕上げのドアミラー、LEDヘッドライト、デフロック、ドリル仕上げ(穴あき)ブレーキディスクが奢られます。
そのため日本だとゴルフGTIの4,239,000円に比較して5,098,000円とかなり高く、価格的にもまさにGTIとゴルフR(5,909,000円)との中間くらい。
今回目撃された新型ゴルフGTI TCRと思われる車両は、ゴルフ7世代のGTI TCRに比較するとさらにGTIとの差別化が拡大している模様。
後ろから見ると、ルーフスポイラー、リアディフューザーの形状が「専用」となっているようにも見えますね(サイドシル形状はゴルフGTIと同一のように見える)。
ブレーキはレッド仕上げ。
ただしドアミラーはゴルフ7世代のGTI TCRと異なって「ブラック」ではないようです。
フロントにはゴルフGTIと異なるフロントバンパーが与えられ、左右と中央とが連結された大型グリルを持つのは共通していますが、中央部分の下辺が持ち上げられ、「ハの字」っぽいウイング、そしてそれに呼応するかのような形状を持つリップが追加されています(グリルの奥には大きなインタークーラーが見える)。※ゴルフGTIっぽく見せるための偽装が施されているようだ
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つまりは価格的に「ゴルフGTIとゴルフRとの中間」というだけではなく、デザイン的にも両者の中間ということになり、しかしフォルクスワーゲンが今回、ゴルフGTI TCR専用デザインのバンパーを用意してきたところを見るに、よほどゴルフ7世代のGTI TCRの人気が高かったとも推測でき、今後はGTI TCRをひとつの独立したモデルに育てようという意向を汲み取ることができぞう。
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なお、出力については現時点でアナウンスがなく、しかし流出されたディーラーミーティングの様子からすると「ゴルフGTI TCRは300馬力」「ゴルフRは333馬力」。
実際に「ゴルフGTIは245馬力」という情報もぴったり当たっていたのでこの情報源を信用してもいいと思われ、やはり新型ゴルフGTI TCRも「ゴルフGTIとゴルフRとの中間を埋めるモデル」ということになりそうですね。
VIA:CARSCOOPS