| ドアやエンジンフード、スポイラーも実車同様に可動する |
ランボルギーニが、かねてより予告していた、レゴテクニックとの共同開発による「シアンFKP37」を発表。
ランボルギーニは現在フォルクスワーゲングループに属しており、同グループ下にあるブガッティ、ポルシェもそれぞれレゴから製品を発売しているので、レゴとフォルクスワーゲンは「グループあげて」深い仲にある、と言えそうですね。
-
レゴ×ブガッティ。実物大で走行可能、ライトも光ってウイングも動くシロンが登場。「ちょっと離れると本物と見分けがつかない」
| なんと実走可能な実物大レゴ。ライトが光り、ウイングも可動する | ブガッティとレゴ(LEGO)が、かねてより予告していた、「実物大の、レゴで組み立てた実走可能なシロン」を公開。 これまでもマスタン ...
続きを見る
なお、ポルシェからは「GT3」、ブガッティからは「シロン」のレゴテクニックが発売されているものの、それらと比較しても今回のランボルギーニ・シアンFKP37はもっとも複雑だとされ、構成されるのはなんと3,696ピース(ポルシェ911Gt3で2,704ピース、ブガッティ・シロンで3,599ピース)。
-
レゴテクニックからポルシェ911GT3RS登場。エンジンのピストン、PDKも可動
| ポルシェとレゴとは縁が深い | レゴテクニックに、新しくポルシェ911GT3RSがラインナップ(以前はプロトタイプでしたが今回は通常の車両)。カラーはオレンジで、これはGT3RSの標準色のひとつ「 ...
続きを見る
スケールは1/8、実寸は全長約60センチ、全幅25センチ、全高13センチというサイズを持ち、ボディカラーにはシアンFKP37の実車と同じグリーンが用いられています(ただし実車よりはちょっと明るい)。
ケースはこれまでのロゴテクニックとは異なり、ランボルギーニっぽさが全面に出されたデザイン。
シアンFKP37のフロントフードとリアセクションがモチーフとなっているようですね。
シザースドア、昇降式リアウイング、フロントフードなどは実車同様に可動する、とのこと。
車両の横にあるのはシアンFKP37専用の「バッグ」をレゴ化したものだそう。
特徴的なリアサイド、テールランプもしっかり再現。
6.5リッターV12エンジンもバッチリ。
なお、「パドルシフトの操作にて、トランスミッション(8速シーケンシャル)の動作も可能」とのこと。
シアンのアイコンでもある、横方向の「Y」字ランプもうまく雰囲気を再現しています。
ホイールも実車に近いデザインを持ち、センターロック、そしてキャップ上のエンブレム、さらにはホイール奥のブレーキキャリパーも非常に高い完成度を持っていますね。
このシアンFKP37について、アメリカでは6月1日から379.99ドルにて販売が開始。
今のところ日本ではアナウンスがなされていないようですが、ブガッティ・シロンのレゴテクニック版が48,000円で販売されているので、それよりも構成が複雑なシアンFKP37の場合、その価格はおそらく5万円前となりそう。
実車のシアンFKP37はこんなクルマ
シアンFKP37はランボルギーニ初のハイブリッドカーで、バッテリーの代わりに「スーパーキャパシタ(コンデンサ)」を用いたことが特徴。
これによって重量増加を最小限に抑え、しかしパフォーマンスを最大化することに成功しています。
システム合計出力は819HP、0-100km/h加速は2.8秒、最高速度は350km/h以上を誇り、その価格は約3億円、そして限定販売台数は63台だと公表されています。
なお、名称の「FKP37」は、ポルシェ一族にしてフォルクスワーゲン会長を務め、ランボルギーニを窮地から救いVWグループへと編入した「フェルディナント・K・ピエヒ」氏のイニシャル。※「37」は誕生年
同氏は惜しくも2019年に亡くなっていますが、その死を悼んでのネーミングだとアナウンスされています。
-
ランボルギーニが新型車「シアン」を正式公開し、その名称を「Sian FKP 37」だと発表。FKPはポルシェ創業者の孫のイニシャル←なぜ?
| FKP(フェルディナント・K・ピエヒ)なしには現在のランボルギーニは存在し得ない | ランボルギーニが初の市販ハイブリッドカー「シアン」をフランクフルト・モーターショーにて一般公開。そしてその正式 ...
続きを見る
このレゴテクニック版シアンFKP37は相当なピース数から構成されていますが、可動部分も多く、組み立てる楽しみはもちろん、組み立てた後にも大きな満足感が得られそうな一台でもあり、高価ではあるものの、ちょっと欲しくなってしまいますよね。
VIA:Lamborghini