| 今まで発表されたジンガー製ポルシェ911の中ではかなり控えめなデザイン |
さて、クラシックポルシェ911のレストア+カスタムを得意とするジンガー・ビークル・デザインがまたまた新しいモデルを披露。
今回は珍しく「タルガ」をベースとしており、その名も「コロラド・スプリングス・コミッション(ジンガーのレストモッドする911にはそれぞれの名がつけられている)」。
ボディカラーはスポーツクラシックグレー、タルガパネルはバーガンディ、ボディサイドには”目立たないように”カラーが調整されたゴースト・ストライプ、そしてサイドとリアにはブラッドレッドのPORSCHE文字が入ります。
全体的にかなり控えめなデザインを持ち、リアフェンダーのふくらみ、そして”ダックテール”もちょっと小さめですね。
他モデルよりも「レトロ」な仕上げ
画像を見ると、ほかに公開されたジンガー・ビークル・デザイン製のポルシェ911に比較すると、ややレトロなイメージが強調されているようにも。
ウインカーやヘッドライトベゼル、ドアモール、フューエルフィラーキャップ、ドアハンドル等は他モデルと比較してやや光沢が強く、オリジナルの「メッキ」に近い輝きを持つようです。
インテリアカラーはオックスブラッド。
イントレチャート(編み込みレザー)は使用せず、代わりにシートのセンターに使用されるのは「パンチング(パーフォレイト)」。
タルガパネルの内側はキルティング、タルガバー内側のライニングにはパンチレザーが使用されているようですね。
タルガルーフの表皮は伝統のファブリック。
タルガバーには「二本」スリット。
ちなみに初代(901)タルガにはこのスリットはなく、930世代のタルガには3本のスリットがあり、964タルガではまたスリットがなくなり、993、996、997でもスリットなし(タルガバーがない)、そして991と992ではまた「3本スリット」が復活。
今回のコロラド・スプリングス・コミッションのベースモデル(世代)は不明ですが、964世代のタルガをベースに、901風に各部を「逆行」させ、その過程においてタルガバーに二本スリットを入れたんじゃないかと考えています。
ダッシュボードにもオックスブラッドのパンチングレザーが仕様され、ステアリングホイールのスポーク部やペダル、フットレスト等はマットブラック仕上げ。
ステアリングホイールのセンターはレザー仕上げ+ポルシェクレスト(エンブレム)のエンボス入り、ステッチはおそらくボディカラーに合わせたグレーが採用されているようです。
トランスミッションは6速、そしてエンジンフードには「4.0」の文字が見えるので、エンジンとトランスミッションは最新世代への載せ替えられているようですね。
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