ロレックスの買取価格はこうなっている！デイトナ、サブマリーナ、エクスプローラーはいくらで売れる？

｜　全般的には市場価格の上昇に伴い、買取価格も上昇中　｜

さて、今日はロレックスの腕時計がどれくらいで売れるのか？ということについて述べてみたいと思います。

ロレックスというと「換金性の高い腕時計の筆頭」で、おそらくそれは（パテック・フィリップという異常な例外を除くと）ナンバーワン。

そのため世界各国のカジノ近くにある質屋にはロレックスが大量に並び、探検家も（いざというときに換金できるよう）G-SHOCKやプロトレック、スントではなくロレックスを身に着けて冒険に臨む人がいる、というほどです。

ロレックスの値動きはこうなっている

以下はデイトナ（1116500LN）の値動きですが、これはおおよそロレックスのスポーツモデル（スポロレ）全般の動きを表していると言ってもよく、長期的には値上がりトレンドということがわかると思います（グラフは価格.comより）

2018年～2019年にかけて大きく価格が上がっていますが、2019年7月あたりで一回下げており、これはいわゆるロレックスショック。

なぜこのときに下がったのかは未だ不明だとされていますが、おそらくは「急激に上がったので」利益確定にて売りに走った個人やブローカーが多かったのだと考えられています（この時、パテックフィリップやオーデマピゲはほとんど下がっていないので、腕時計全体の相場が崩れたわけではない）。

ただしその後もジリジリと戻したり、ちょっと下がったりを繰り返していたところに2020年3月のコロナショックにて大きく下がっていて、そこからまた戻しているというのが現状です。

これを見るに、「下がってもまた上がる」のがロレックスであり、ここが「高い資産価値を誇る」と言われる所以でもありますね。※ロレックスはブローカーの儲けネタであり、他ブランドではロレックスほど儲からないので、投機対象としてロレックスは排他性がある

直近のロレックス買取相場はこんな感じ

そして以下が直近のロレックス買取相場（複数店舗からのヒアリングによる）。※”現在の市場相場”については、現行品だと新品価格（新古品/未使用品）、ディスコンモデルだと中古相場

現行のステンレス製スポーツモデルは非常に強く、おそらくは回転が良いためか、ショップもかなり薄利で走っているということがわかるものの、一方でデイトナといえどゴールド系の買取相場は市場相場に比較すると”かなり安い”ということがわかります。

たとえば、ステンレスモデルのデイトナ（116500LN）だと買取は200万円、市場相場は271万円で、ゴールドデイトナ（116518LN）だと買取相場280万円に対し市場相場382万円。

これは「ゴールドモデルはさほど動かない/買う人が少ない」、つまり在庫リスクを鑑みてマージンを多くとっている、ということになりそう。

なお、デイトナそのものも「安く買い取って高く売る」腕時計の筆頭であるように見え、上述のようにステンレスモデルのデイトナ（116500LN）だと買取は200万円、市場相場は271万円で（71万円の差がある）、しかしサブマリーナデイトだと買取は110万円、市場相場は125万円（15万円しか差がない）。

これには様々な理由があると思われますが、ひとつはデイトナのプレミアがかなり厚く利益の取れる商材であること（定価の倍以上の相場となっている）、そして売る側からしても200万円の買取価格であっても新品で購入すれば大きな利益が出ること等が考えられます。

よって、ショップとしてはデイトナの買取案件があれば「（かなり儲かるので）なんとしても獲得したい」と考えている可能性が高そうですね。