| どうやらまだ完売していないようだ |
日産がGT-R50 by イタルデザインの走行動画を公開。
この個体は先日「プロダクションモデル」として画像が公開された個体と同一だと思われます。
GT-R 50 by イタルデザインは、日産GT-Rとイタルデザインがともに50周年を迎えたことから実現した企画であり、デザインは日産のデザインセンターが行い、生産についてはイタルデザインが請け負う限定車。
-
ついに納車準備完了!日産GT-R 50 byイタルデザインの量産モデルが公開に。これが1億2000万円のカスタムGT-Rだ
| ベースモデルはGT-R NISMO、デザインは日産、製造はイタルデザイン | 日産とイタルデザインとのコラボレーションによって誕生した「GT-R 50 by Italdesign」。これは日産GT ...
続きを見る
なお、GT-R50 by Italdesignのベースとなるのは「GT-R NISMO」。
いったんは完成した車両をイタルデザインの工房へと運び、そこで全部分解し、ルーフをカットしたり各部を手作業にて加工し、一台一台組み上げられます。
そのためコストは非常に高く、1台あたり1億2000万円くらい、とも報じられていますね。
GT-R50 by イタルデザインのスペックは下記の通り。
ベースモデル:NISSAN GT-R NISMO ボディサイズ:全長4784ミリ(4690)、全幅1992ミリ(1895)、全高1316ミリ(1370)※カッコ内はNISSAN GT-R NISMOの数字 エンジン:ニスモ製3.8リッターVR38DETT 出力:720馬力@7200rpm ドライブトレイン:フロントエンジン/リアトランスアクスル4WD トランスミッション」強化デュアルクラッチ6速シーケンシャルギヤボックス サスペンション:Bilstein(ビルシュタイン) DampTronic ブレーキ:ブレンボ製2ピースフローティングディスク(F:39.ミリ/R:380ミリ)/フロント6ピストン、リヤ4ピストン ホイール:フロント21*10J リヤ21*10.5J タイヤ:ミシュラン・パイロットスポーツ タイヤサイズ:フロント225/35R21、リヤ285/30R21 |
今回公開された動画はなかなかに面白い構成を持っていて、ゲームの画面よろしく「サーキットを選択」。
今回はタツィオ・ヌヴォラーリ・サーキット(イタリア)が選択されています。
なお、現在においても日産はこのGT-R50 by イタルデザインの販売を受け付けているので、限定「50台」は完売していない模様。
GT-Rというネームバリュー、その特別さを鑑みるに、このお金を支払える人にとっては「高い買い物ではない」とも考えていますが、やはりその(ベースとなるR35 GT-Rの)デビューが2007年と古いことがネックなのかもしれません(動画に出てくるメーターを見ても、やはり古さは隠しきれない)。
なお、GT-R50by イタルデザインは「R36」つまり次期GT-Rを示唆する車ではなく、日産曰く「R35 GT-Rに制約がなかったら、こんなクルマになる」という想定でデザインされている、とのこと。
つまりはR35 GT-Rの延長線上にあるクルマということですね。
ちなみに日本市場において、このクルマの販売は日産ではなく、VTホールディングス株式会社のグループ企業、エスシーアイ株式会社が輸入から販売までを担当するとアナウンスされています。
すでにGT-R50を注文した人は実際に内外装の仕様を決めている段階だそうですが、日産のスポーツカー担当プログラム・ダイレクターのボブ・レイシュリー氏いわく、「ハイパフォーマンスカーを少量生産でテーラーメイドしていくイタルデザインとの本プロジェクトが提供するパーソナライズされた素晴らしい体験を私たちのお客さまは満喫しています。『Nissan GT-R50 by Italdesign』は、一台一台がそれぞれ最高傑作になることでしょう」。
VIA:Nissan