| 一度カラークレストセンターキャップを使用すると、もう後には戻れない |
さて、納車されたポルシェ・マカンSのホイールセンターキャップを交換。
ポルシェの場合、純正だとホイールセンターキャップのエンブレム(ポルシェではクレストと呼ぶ)は「モノクロ」。
これはこれで渋いと思うものの、一回「カラー」クレストを使用するとその華やかさに魅せられて二度とモノクロに戻れなくなってしまい、よってぼくはいつも「カラークレスト」へと交換しています。※986ボクスターSでも、997カレラでも、981ボクスターでも、718ケイマンでも交換してきた
ちょっと仕上げは異なるけれど
そして今回入手したのがこちらのカラークレスト。
ぼくのマカンSのホイールは「チタン調サテン」つまりグレーの半光沢仕上げなのですが、このキャップは「シルバーの光沢仕上げ」。
よって少し色味と仕上げに差があるのですが、これはのちに塗装にてカバーします。
ちなみに製造国は「イタリア」で、昔(1990年代)から社外のカラークレストホイールセンターキャップというとイタリア製が多いようですね。
交換はこうやって行う
そこでこのカラークレストへの交換ですが、通常、ポルシェのホイールセンターキャップには「穴」が二箇所空いていて、この穴にL字型の工具を突っ込んで「引っ張って」外すことに。
この工具については「穴に入れば」なんでも良く、六角レンチでも、クリーニングに出した後についてくるワイヤーハンガーを自分で曲げたものでもOKです。
その後、クレスト部分をマスキングし、脱脂したのちに軽くサンドペーパーで表面を均し、塗料の乗りを良くしたのちにホイールのカラーに近いメタリックグレーにペイントします。
あとは塗装が完了したセンターキャップをはめ込むのみで作業は完了。
こちらは交換前。
こちらは交換後。
ぼくは圧倒的に「交換後の方が華があっていい」と考えていて、これから購入するポルシェについても、やはりカラークレストセンターキャップに交換し続けるだろうと考えています。
ポルシェのエンブレムにはこういった意味がある
なお、ポルシェのエンブレムはけっこう凝ったデザインを持っていて、世界的に見ても「かなり複雑な部類」です。
さらにポルシェのエンブレム(クレスト)に使用されている「馬」はフェラーリの「馬」と同一であることも知られていて、この馬はポルシェ本社のある「シュトゥットガルト市」の紋章を取り入れたものだとされています。
こちら(下の画像)がシュトゥットガルト市の紋章ですね。
そしてシュトゥットガルト市のあるヴェルテンブルグ州(バーデン=ヴュルテンベルク州)の紋章にある「鹿」の角を取り入れ・・・。
さらに赤と黒のストライプをあしらったのがポルシェのエンブレム。
なお、ポルシェによると、赤=騎士の祖国愛や勝利の能力と知、黒=冷静な判断力や決断力を表すとし、さらにエンブレムの背景には麦の黄色(豊かさ)を用いた、と説明がなされています。