| ポルシェ718ケイマンにカラークレストセンターキャップを装着 |
ポルシェ718ケイマンのホイールセンターキャップを「カラークレスト」に変更。
ポルシェのエンブレムは「クレスト」と呼ばれますが、ポルシェのホイールセンターキャップにはこのクレストが刻まれています。
ただ、オプション(27,000円)で「カラー」を選ばないとここは「モノクロ」のままとなっており、あまり見栄えが良くないのも事実。
ちなみに981世代のボクスター/ケイマンではヘッドライトが「まさかのハロゲン」で、718世代になった今もドアミラーに電動格納機構はなく(電動格納ミラーはオプションで49,000円だッ!)、つまり手で折りたたむ必要があります。
そのほかオートエアコンがオプションだったり(125,000円も払う必要がある・・・)、「車両本体価格673万円なのにこんなに装備がプアなのか」というのがポルシェというクルマ。
ポルシェはオプションに相当な出費を強いられるクルマだ
そんなこともあって標準の状態ではかなり質素(誤解を恐れずに言うならば、”みすぼらしい”)なのがポルシェ。
しかしながら、この運動性能をこの価格で手に入れられるクルマもほかにはなく、ポルシェのスポーツモデル(911と718)はそのコストを全部「走り」に突っ込んだクルマである、とも言えますね。
よって、ぼくはポルシェの(スポーツモデルの)買い方には二種類あると考えていて、ひとつは「オプションをある程度装着して、快適さを追求する」パターン。
ただ、ポルシェをアウディやBMW、メルセデス・ベンツ並の装備にしようと考えると、150万円くらいは覚悟する必要がある、と考えています。
そして2つ目は「何もオプションを選ばず、できるだけ安くポルシェを買う」。
こちらは単にポルシェの走りを楽しみたいという人に向いていて、実際こういった人は少なくはなく、中古車を見ていると「本当に何もオプションが付いていない」マニュアル・トランスミッションの911やボクスター、ケイマンも存在しています。
社外品のカラークレスト センターキャップを購入してみた
話が逸れましたが、ポルシェのホイールセンターキャップ。
すでに述べたとおり、標準だとモノクロです(ぼくはホイールをブラックにペイントしていて、クレストの外側をブラックにペイントしている)。
そして、ここがモノクロなのとカラーなのとでは見た目の華やかさにずいぶん差があり、今回カラークレストホイールセンターキャップへと交換することに。
納車されるまでは「モノクロでもいいや」と考えていたのですが、いざ納車されてみると「モノクロのクレストはちょっと寂しいな・・・」と思うようになり、これは予定外の出費とはなるものの、ヤフオク!でブラックペイント済み、カラークレストホイールセンターキャップを2500円でゲット。
どうせ中国製だろうな、と考えていたのですが、届いたセンターキャップを見るとなんと「MADE IN ITALY」。
たしかにイタリアはこういったアフターパーツのリリースが多く、986ボクスターSに装着していたセンターキャップもイタリア製(これは1万円くらいだった)、981ボクスターに装着していたものもイタリア製(こちらは6000円くらい)。
見たところ全く問題はなく、エンブレム(クレスト)そのものも非常に立派。
この品質のセンターキャップが2500円で買えるとは(中古でも処分品でもなく、定番で販売されている模様)!
おそらく(経験上)日焼けにてゴールドやレッドの部分が薄くなってくると思われますが、どうせ気になるのは1年以上先の話で、そのときはそのときだ、と考えて割り切っています。
なお、ぼくは911カレラ(997)にて純正のカラークレストセンターキャップ(当時24,000円くらいだったと思う)を装着していたものの、気がついたら「クレスト部分だけが剥がれてどこかへ飛んでいってた」ことがあり、ポルシェ純正といえども絶対の信頼を置くことはできないのだという事実にぶちあたり、その後は「似たようなものであれば安価な社外品を選択」してもいいんじゃないか、と考えるように。
カラークレストセンターキャップを取り付けてみる
さて、このカラークレストセンターキャップを早速取り付け。
ここではその方法を紹介してみましょう。
まずは純正のキャップを外しますが、こういった工具を使用して引っ張ればOK。
工具がなければ、クリーニング店がつけてくれるワイヤーハンガーを自分で曲げて差し込んでも無問題。
キャップを外すとこんな感じ。
ハブは錆びていますが、これは問題なし。
ここに新しいキャップをパチンとはめ込んで終了。
やっぱり華やかさが増したと思います。
ポルシェのエンブレムにはこういった意味がある
なお、ポルシェのエンブレム(クレスト)に使用されている「馬」はフェラーリの「馬」と同一。
この馬はポルシェ本社のある「シュトゥットガルト市」の紋章を取り入れたものですが、こちらがシュトゥットガルト市の紋章。
そしてシュトゥットガルト市のあるヴェルテンブルグ州(バーデン=ヴュルテンベルク州)の紋章にある「鹿」の角をあしらいったのがポルシェのエンブレム。
ポルシェによると、赤=騎士の祖国愛や勝利の能力と知、黒=冷静な判断力や決断力を組み合わせ、さらにエンブレムの背景には麦の黄色を表した、とされています。