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米にてダッジ・チャレンジャー一人勝ち。マッスルカー市場のシェア42%を占め、登場12年なるも「一番売れたアメリカンマッスル」に

2020/10/09

| たしかにアメリカンマッスルの中では一番魅力的かも |

ダッジ・チャレンジャーが売れまくり、2020年第三四半期には「最も売れたマッスルカー」に君臨し、マッスルカー市場において42%ものシェアを獲得した、とのこと。

しかしチャレンジャーとてコロナウイルスの影響とは無縁ではなく、前年同時期に比較すると販売が9.42%減少したそうですが、それでもこの立派な数字を見るに、他のライバルたちの販売が「もっと落ちた」ということになりそうですね。

カマロの存在感は一気に希薄に

この期間中、チャレンジャーは16,332台を売り上げ、2位のマスタングは13,851台にとどまっていて、これは昨年に比較すると17.76%の下落であり、マッスルカーにおけるシェアは36%へと低下。

これらの数字を見るに、もはやカマロの存在感はほぼなく、チャレンジャーとマスタングのみでアメリカンマッスル市場が形成されているということになりそうです。

ちなみにカマロは8,366台の販売にとどまり、そのシェアは22%ですが、つまりアメリカンマッスル市場にはもうこの3台しか存在しないという事実にも驚かされますね。

なお、なぜカマロが売れないのかということですが、カマロは新型へとスイッチした際にそのデザインが不評極まりなく、これで一気に販売を落とした、とも。

馬力あたりの価格はアメリカンマッスル中もっとも安価なので「お買い得」ではあるものの、そのスタイルがあまり「レトロ」でなくなったことが影響し、チャレンジャーやマスタングに水を開けられているのかもしれませんね。

なぜチャレンジャーは売れ続けるのか

なお、ここで疑問に思うのが、なぜチャレンジャーは売れ続けるのか。

チャレンジャーは登場から12年が経過していますが、それでも定期的にモデルチェンジを行ってきたマスタングやカマロに対して優位性を保っており、これは通常では考えにくい事態です。

考えうる理由のひとつとしては「デーモン」の存在。

これは「ほぼ反則」といえるほどのドラッグレース特化仕様を持つ市販車ですが、このイメージが圧倒的すぎるため、チャレンジャー全体のイメージをお仕上げている、ということですね。

実際にデーモン投入以降はチャレンジャー全体の販売が伸びているといい、やはり「利益に直結しなくとも」ほかを圧倒するフラッグシップモデルの存在は必要なのかもしれません。

その意味では、マスタングには「シェルビー」シリーズが存在し、カマロにも650HPのZL1が存在するものの、これらのインパクト(とくにカマロZL1)はちょっと弱いのだと思われます。

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