| その作業はなかなかに楽しそうだ |
さて、先日は映画「ワイルド・スピード」に登場した、ブライアンの乗るオレンジ色のスープラを(劇中同様に)スクラップ状態からレストアするミニカーアーティストを紹介しましたが、今回は同じアーティストによる”ドミニクのダッジ・チャージャーRT”の復元作業が動画にて公開されています。
このダッジ・チャージャーRTは、劇中だとドミニク親子が改造したという設定を持っており、ドミニクの父が事故死したのちはずっとガレージに保管されていた、というクルマ。
最後の方では走行可能となり、ブライアンのスープラとドラッグレースに挑んだ際には強烈なウィリーを見せるなどそのマッスルぶりを見せつけています。
なお、そのレースではトレーラーとの衝突によって大クラッシュを喫していますね。
まずはダッジ・チャージャーを分解
こちらは作業開始前のダッジ・チャージャー。
ドミニクの「どうするよコレ・・・」と語っているかのような背中がユーモラスです。
そこで早速レストア作業開始となりますが、まずは分解できる部分はすべて分解。
ボディとシャシーも分離させ、シートやダッシュボードなどの内装パーツもすべて外してゆきます。
ボディの洗浄を開始。
残っていた塗装は剥離剤を使用して取り除きます。
塗料の乗りをよくするために表面処理。
同時に傷んだ部分も均してゆくことに。
ダッジ・チャージャーRTはこうやって復元する
そしてここからは「復元」作業。
すっかりきれいになったボディをペイントしますが、塗料がタレないよう、そして均一に乗るように缶スプレーを左右に動かしながらちょっとずつ塗ってゆきます。
ちなみにウインドウは「ペットボトル」から切り取って再生。
これはなかなかに面白い手法ですね。
ダッシュボード周りも細部まで復元。
カーペットにはちゃんと起毛処理を行います(このフロック加工の様子はけっこう興味深い)。
エンジンもちゃんとリビルト。
テールランプにはクリア感が感じられるペイント。
ぶっといテールパイプも装着されます。
なお、ピンセットはぼくも使用している「タミヤ」製。
タミヤは数多くの工具を発売しており、いずれも高い精度を持つことから、愛用するモデラーも多いようですね。
そして完成。
ドムも満足そうだ!
それでは動画を見てみよう
こちらがダッジ・チャージャーRTを復元する動画。
https://www.youtube.com/watch?v=wJwElB0XtmYなお、このユーチューバー氏は他にも数多くの復元動画を公開しており、こちらはランボルギーニ・カウンタックのレストア。
フェラーリF50。
メルセデス・ベンツ300SL。
参照:Good restore