| しかも保証金は3700万円、走行距離は年間4000キロまでに制限 |
さて、ドラッグレース系ユーチューバー、ドラッグタイムスが「ブガッティ・シロン・ピュールスポールをリース契約したら毎月の支払いはどれくらいになるのか」という動画を公開。
結論から言うと、24ヶ月のリース契約で毎月の支払いはなんと65,950ドル((約700万円)。
ここでその契約に至るまでの様子を見てみましょう。
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まずは地元のディーラーへ
まず契約を締結するに当たり、やってきたのはブガッティ正規ディーラー、「ブガッティ・ブロウォード」。
ブガッティ正規ディーラーでもあると同時に、ランボルギーニの正規ディーラーも努めているようですね。
なお、北米ではそのブランドの正規ディーラーが「ほかのブランドもあわせて販売する」例は珍しくなく、かつ建物もそのブランドのCIとはかけ離れているケースも多々見られ、これらは北米特有の現象だと言えるかもしれません。
なお、これはランボルギーニ・ウラカンの限定モデル「ウラカンGT EVOセレブレーション」。
ウラカンのレーシングカーがデイトナ24時間、セブリング12時間において勝利を飾ったことを記念する限定モデルです。
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そしてこちらはディーラーの中。
お客の殆どはハーフパンツにTシャツといったいでたちで、これが「アメリカ(とくに西海岸)のお金持ち」の現実なのだと思われます。
なお、全米有数のエキゾチックディーラーの経営者も「スーツを着てスーパーカーを買いに来るヤツは詐欺師」だと断じていますね。
反面、ハーフパンツにサンダル履きの人は、今さっきまでヨットを楽しんでいたお金持ちの可能性が高い、とも。
https://www.flickr.com/photos/110074903@N02/50535659516/in/dateposted-public/-
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そしてさっそく商談開始。
こちらはシロン・ピュールスポールのホイール。
放熱用のリングが備わりますが、動画を見ると、これは「カーボン製の別体パーツ」であるようですね。
そして実際にコクピットに座ってエンジンを始動させ、各部の説明を受けます。
シロンのリース金額はとんでもない額だった
そしてついにシロン・ピュールスポールをリース契約。
車両価格については、3,500,000ドルのところを3,300,000ドルに値切っており、これはわずかに6%の値引きではありますが、200,000ドルというと約2100万円なので、ちょっとした中古スーパーカーが買える金額です。
もちろんこのシロン・ピュールスポールは新車ではなく中古(ブガッティはすべてオーダーメイドによる販売なので、在庫車は存在しない)ですが、3,300,000ドルで販売できるということは買取価格はそれ以下であり、つまりシロン・ピュールスポールにプレミア価格は(買取・販売ともに)乗っていないということになりそう。※シロン・ピュールスポールの新車価格は3,500,000ドルだと言われている
https://www.flickr.com/photos/110074903@N02/50534939698/in/dateposted-public/そしてリース料は毎月65,950ドル(700万円)ということになりますが、これに契約期間の24ヶ月をかけても1億6800万円にしかならず、残価を差し引いた金額でリースを組んでいるのかもしれません。
なお、保証金は350,000ドル(約3700万円)、年間の走行距離は上限2,500マイル(約4,000キロ)という縛りがある模様。
保証金とリース料の総額だと2億円を超えることになるものの、それだけ払ったとしてもクルマが自分のものにならず、何も残らないというのが「恐ろしい」と思います(ただ、経費を使用しなくてはならない人にとっては、非常に有用なお金の使いみちでもある)
参照:DragTimes