世界における人気ボディカラーは1位ホワイト、2位ブラック、3位グレー、4位シルバー、5位ブルー。日本だと白黒人気が圧倒的、BMWやアルファードでは約80％が白黒

｜　日本では意外と「ブラック」も人気だった　｜

さて、アクサルタが毎年発表している「自動車の人気ボディカラー」。

今年の結果を見るともっとも人気があったのはホワイト（38％）、ブラック（19％）、グレー（15％）という結果となっており、これらで72％を占めるという状況となっています。

参考までに昨年の順位はホワイト（38％）、ブラック（19％）、グレー（13％）となっており、順位は変わらないまでも、今年はややグレー人気が高くなっているようですね。

意外や「ブルー」も多かった

なお、そういった不動の人気色に続くのは意外や「ブルー」。

ぼくは最近ブルーのクルマを購入したので、道ゆくクルマでも「ブルー」にばかり目がゆくようになっていますが、、「こんなにブルーのクルマは多かったのか・・・」と改めて気付かされています。※たしかに出先の駐車場においても、白黒グレー以外だとブルーのみしか有彩色がないといった状況もある

ホワイトは2010年前後から「もっとも人気のあるボディカラー」に

なお、アクサルタによると、2011年以降、ホワイトがもっとも人気のあるボディカラーになったとのこと。

北米に限ってだとホワイトは2007年から1位を獲得していますが、同時にシルバーの人気が下がり、代わりにグレー人気が高まっていることもわかりますね。

日本だと「白黒」で80％？

なお、日本だとホワイトとブラックに人気が集中する傾向がかなり強いとも考えていて、ちょっと前にBMW X5の中古車を見てみると、じつに登録されている80％がホワイトとブラック。

そして驚くべきことに、トヨタ・アルファードだと、カーセンサーにて表示される中古車の最初の1ページ、つまり30台すべて（100％）がホワイトとブラック。

内訳としてはホワイト16台、ブラック14台なので「ややホワイト優勢」ということになりますね。

ちょっと気になったのでもうちょっとアルファードをについて調べてみると、ざっと最初に出てくる100台を見ると「すべて白黒」。

中古車登録は5,404台ありますが、そのうちホワイトは1,968台、ブラックは1,943台、そしてこれら合計は3,910台。

この3,910台は全登録台数の72％に相当しますが、さらに驚くのは現行モデルに限っては、登録台数2,757台のうち1,153台がブラック、そしてホワイトは1,021台。

合計すると2,173台が白黒となっていて、これは登録されている中古車の79％に相当するということになり、やはり年式が新しくなればなるほど「白黒」に集中するのかも。

一方でスポーツカーやスーパーカーのボディカラーは「カラフル」

ただ、これとは逆の傾向にあるのがスポーツカーやスーパーカー。

最近は各メーカーともパーソナリゼーションが充実して選択肢が広がったほか、購入する人々が多様化したこともあり、フェラーリについても以前ほど「レッド」に集中していない模様。※オーナーが生粋のフェラーリファンばかりではなくなったり、フェラーリが公式フォトでレッドやイエロー以外を使用し始めたということも関係していると思う

ランボルギーニにおいてはここ最近急激に彩りが鮮やかになったように思われ、イエローやグリーンという、今回の「人気色統計」では下位にあるカラーが多くなってきたようにも思われます。

ポルシェだとやはりホワイトがかなり多いという印象ではあるものの、徐々にカスタムカラーを選ぶ人も増えており、そして996時代には非常に多かった「シルバー」が今ではほとんど見られない、という印象を持っています。

参照: Axalta