| しかもリアトランク内から水がほとんど抜けてない |
さて、BMW i8のオーナー、セルハット・ドラムス氏が遭遇した「ありえない事実」が話題に。
同氏は自分のBMW i8を自宅の前に駐車し、しかしコロナウイルスの影響にて数週間外出ができず、そしてようやくクルマを見にゆくとリアトランクの中に大量の水が溜まっているのを発見したそうです。
それがまさに上の画像ではありますが、水がなみなみと溜まっており、しかも「抜けていない」のがちょっと驚きですね。
BMW i8のハイブリッドパワートレーンは大丈夫か
なお、BMW i8はプラグインハイブリッドカーであり、こうも水が溜まってしまってはハイブリッドコンポーネントへの影響がちょっと心配(この水が蒸発した際の湿度上昇もクルマに害を与えそう)。
この水が直接に及ぼす影響もそうですが、ここにこれだけの水が溜まっているのであれば、ほかにもどこかに水が貯まり、バッテリーやインバーターに被害を及ぼす可能性もゼロではなさそうです。
オーナーはすでにBMWディーラーに連絡を取り状況の確認を依頼したとのことですが、保証や今後の対応のことを考えると、自分で水を汲み出して自走してゆくよりも(動くかどうかは明らかではない)、ディーラーに来てもらって事実を確認したという記録を残しておいたほうがいいのかもしれません。
あまりi8の「雨漏り」は聞かないが
なお、BMW i8については同様のトラブル報告例がなく、よってこういった問題が日常茶飯事なのかどうかは不明(報告がない=トラブルがないわけではない)。
ただしi8に限らず現代のクルマが雨漏りする例は少ないと認識しており、気の毒にも同氏のi8はレアケースだったのかもしれません。
そしてこの水のたまり具合を見るに、そして水が抜けていないところから推測すると、BMWは(水が抜ける構造を採用していないので)ここへ水が入ることについて「想定外」だったのでしょうね。
スーパーカーのリアフードから水が入るのは「よくある」ことだが
なお、ミドシップレイアウトを持つスーパーカーだと、放熱のためにエンジンフードにルーバーを設けており、そこから水が入るのは日常茶飯事。
もちろんメーカーもこれを想定しているので、水が入っても問題のない、そして水がすぐに抜けるような構造を持っているわけですが、正直ぼくもランボルギーニ・ウラカンを洗車していて「大丈夫かこんなに水が入って」と思うことも(清水草一氏は、フェラーリを洗車する際、エンジンルームに水が入らないよう、新聞紙でカバーしていたという)。※そのため、ぼくは水が入らないようにかなり注意している
ちなみにシボレー・コルベットはC8世代にてミドシップにスイッチしており、そのためエンジンフードにはフェラーリやランボルギーニ同様に放熱のための隙間があって、構造上、水をかけた後にエンジンフードを開くと、エンジンフード上の水がドバっとエンジンルーム内に流れ込む模様。
もちろんこれは問題のない仕様なのですが、フロントエンジンのコルベットからミドシップのコルベットに乗り換えた人たちはこういった現象に慣れておらず、エンジンルームに水が入ることについて心配の声が多く上がった、と言われています。
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参照:Motor1