| 手掛けるのはフェラーリ「ブレッドバン」を蘇らせたコーチビルダー |
さて、先日フェラーリ「ブレッドバン・オマージュ」を公開して大きな話題を呼んだコーチビルダー、Neils Van Rojiですが、今回は「ディトナ・シューティングブレーク」を製作する計画を公表。
なお、(フェラーリからの)クレームを避けるためか、Neils Van Rojiではフェラーリの名を出しておらず、「イタリアの自動車メーカーのグランドツアラーをベースにする。そのグランドツアラーは2006年から2013年にかけて製造された車だが、大きくデザインが変更されることになる」とだけ述べています。
そしてこの条件に該当するのは「フェラーリ599GTB」ということになりそうですね。
-
当時エンツォを怒らせたフェラーリ250GT SWB"ブレッドバン"が現代に!ワンオフで製作された「フェラーリ・ブレッドバン・オマージュ」が登場
| この美しさだと、エンツォ・フェラーリが存命であったとしても怒るまい | さて、先日より製作状態がチラホラと公開されていた「フェラーリ・ブレッドバン・オマージュ」。これはコーチビルダー、「Niels ...
続きを見る
フェラーリ・デイトナ・シューティングブレークはこんなクルマ
1970年代に作られたフェラーリ・デイトナ・シューティングブレークは「フェラーリ公式」ではなく、アメリカのフェラーリオーナーが(フェラーリのインポーターである)チネッティ・モータースに依頼して作らせたもの。
ベースはもちろんフェラーリ・デイトナ「365 GTB/4」で、年式は1972。
ちなみにこのオーナーはボブ・ギットルマンという建築家だとされ、チネッティ・モータースのオーナーであるルイージ・チネッティがデザインを行い、イギリスのコーチビルダーに製作を行わせた、と言われています。
さすがに建築家の依頼らしく、非常に独特かつ立体的な構造を持つようですね。
現代版ディトナ・シューティングブレークはこうなる
そして今回Neils Van Rojiが提示した現代版「ディトナ・シューティングブレーク」ですが、公開されたスケッチを見るに、フロントはデイトナを強く連想させるスタイルを持っている模様(さすがにリトラクタブルヘッドライトではないようだが)。
リアセクションについては、おそらくオリジナルのデイトナ・シューティングブレーク同様、広いグラスエリアを持つことになりそうです。
ほかにはこんな「フェラーリのワゴン」も
そしてフェラーリとワゴンは完全に無縁というわけではなく、上述のブレッドバン、デイトナ・シューティングブレークのほかにもワゴンが存在。
こちらは1965年製のフェラーリ330GT 2+2を改造したもので、その名も「フェラーリ330GTシューティングブレーク」。
フェラーリのボディ製作も手掛けたビニャーレ(ビグナーレ)が架装したもので、オーダーしたのは「ハリウッド映画ポスターの父」ボブ・ピーク氏だとされています。
1970年代以降は消息不明となっていたそうですが、1995年に発見され、現在では「億」を超える価格で取引されているようですね。
Image:RM Sotheby's
-
【競売】かつてジャミロクワイも所有したフェラーリの「カスタム・ワゴン」。予想では1億円オーバー
| フェラーリを「ワゴン」にカスタムしたワンオフモデルが競売に | RMサザビーズが世にも珍しい「フェラーリのワゴン」をオークションに出品する、と発表。 これは1965年製のフェラーリ330GT 2+ ...
続きを見る
こちらはピニンファリーナがカスタムしたブルネイ国王の「フェラーリ456ワゴン」。
近年だとフェラーリ612スカリエッティをベースとした美しいワゴンも製作されています。
-
フェラーリ612スカリエッティをワゴンボディにコンバートするコーチビルダー登場!「FFやGTC4ルッソで満足できない人」にオススメ
| その出来は内外装ともに純正をリスペクト。さらにワンオフ感も漂う | 歴史上、「フェラーリをワゴンにカスタム」した車両はいくつか存在しますが、ここにまた新たな一台が登場することに。これはVanden ...
続きを見る