BMWが歴代M3/M4の販売台数を公開し、新型M3/M4の地域/グレード別販売予測を公開！なお過去のM3だとV8搭載のE90/92/93世代のみが販売を落としていた

｜　M3/M4初の「4WD」はどれだけの販売を伸ばせるか　｜

さて、BMWは新型M3とM4を発表したところではありますが、販売を盛り上げるべく様々なコンテンツを発信中。

今回公開されたのは歴代M3の販売台数と新型M3/M4の世界各地における予想販売比率ですが、これらはあまり公開されることがない数字だけに「へえ、そうだったのか」という感じです。

BMW M3/M4の歴代販売台数はこうなっていた

そしてまずは歴代M3/M4の販売台数。

初代M3（E30）はクーペとカブリオレが用意されて18,000台、二代目M3（E36）はクーペ、セダン、カブリオレが展開されて71,000台。

三代目M3（E46）はクーペとカブリオレのみの展開となり86,000台、そして四代目M3（E90/E92/E93）はクーペ、セダン、カブリオレがラインアップされるも66,000台へと落ち込むことに。※四代目M3は唯一、V8エンジンを積んだM3でもあった

ただし五代目ではM3（F80/セダン）とM4クーペ（F82）/M4カブリオレ（F83）へと分化したことが奏功したのか111,000台と大きく販売を伸ばしています。

なお、モデルライフについては3代目以降、きっちり「6年」となっていますね。

新型M3の各国別販売比率はこうなっている

そしてBMWは新型M3とM4についても地域別販売比率を公開していて、これを見るとカナダ4％、アメリカ41％（圧倒的）、イギリス14％、ドイツ7％、中国6％、日本4％、オーストラリア6％と予想。

もちろんこれは先代M3の実売から導き出された数値なのだと思われます。

加えてグレード別構成ではベーシックなM3が12％、M3コンペティションが28％、M3初となる4WDモデル、M3コンペティション M xDriveが最多の60％になるだろうと予測。

ちなみにメルセデスAMGだと4WDばかりが選ばれる傾向にあると言われ、「ハイパフォーマンスカーでは4WD」がいまや常識なのかもしれません（もちろんBMWがメルセデスAMGを意識したのは間違いない）。

新型M4の各国別販売比率はこうなっている

そしてこちらはM4ですが、地域別だとカナダ4％、アメリカ30％、イギリス18％、ドイツ12％、中国11％、日本5％、オーストラリア3％。

アメリカの比率が非常に高いことに変わりはなく、しかしM3ほどは突出していないようですね。

ちなみにグレード別構成比率だとエントリーモデルのM4クーペが8％、M4コンペティションクーペが29％、M4コンペティションクーペ M xDriveが63％だと予測しており、M3に比較して4WDへと集中する傾向があると見られています。

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