あれ？なんかこっちのほうがいいぞ？メルセデス・ベンツが新型EQS「OPなしの標準」インテリアを公開。ハイパースクリーンに違和感を覚える人も多かったようだ

｜　なお、新型メルセデス・ベンツEQSにハイパースクリーンを装着するとディスプレイは合計56インチに　｜

メルセデス・ベンツはつい先日、ブランニューモデル「EQS」のインテリアを公開。

そこにはオプションにて「ハイパースクリーン」を装着し、56インチもの表示領域を持つ内装を見ることができましたが、今回は「オプション非装着」つまり標準仕様のインテリアが画像にて紹介されています。

なお、自動車メーカーが新型車を発表したりティーザー画像をリリースする場合、トップレンジやフルオプション状態を用いることが多く、よって「あえて標準仕様を公開する」ケースは非常に珍しいのかもしれません。

標準仕様のEQSに採用されるインテリアはこうなっている

そしてこちらが標準仕様のEQSが持つインテリア。

ベースモデルには3つの基本パターンを用意しているといい、ひとつはフラットボトム＋ダブルデッカー式ステアリングホイールにブラックレザー、助手席ダッシュボードにスリーポインテッドスターをあしらったこの仕様（最近のメルセデス・ベンツは本当にこの”スリーポインテッドスター”を押し出すデザインが好きだな・・・）。

そしてもうひとつがクリーム色のレザーにウッドパネルを用いた仕様（下の画像）で、最後がホワイトレザーにウッドを使用したバージョン（一番上の画像）です。

なお、ハイパースクリーンが存在しないEQSのインテリアは新型Sクラスのそれ（下の画像）にも似ており、しかし新型Sクラスではダッシュボードからドアパネルへの連続性が強調されてエアコン吹き出し口は長方形、EQSではダッシュボードとドアパネルとが分断されてエアコン吹出口は円形に。

ハイパースクリーンを装着した新型メルセデス・ベンツEQSのインテリアはこんな感じ

そしてこちらがオプションのハイパースクリーンを装着したバージョン。

メインのメーター（12.3インチ）、センターのインフォテイメントディスプレイ（12.8）のサイズは標準仕様と同じですが、助手席側にもモニター（17.7インチ）が追加され、メーター、センターディスプレイは「一枚ものの」ガラスの下に格納されています。

なお、この一枚もののガラスは「全面がディスプレイ」ではなく、このガラスの下に「四角いディスプレイが3つ」隠されているということになり、つまり「何も表示されない」部分が存在します。

ただしメルセデス・ベンツでは「モニターと何もない部分との境界線」については（画像を見る限り）グラデーションを用いて違和感を感じさせないように配慮しているようですが、やはり「ディスプレイのように見えるのに何も表示されない」ことに違和感を感じる人もいそうですね。

実際のところ、ネット上では「ハイパースクリーンよりも標準仕様のほうがいい」と主張する人々も多く、もしかすると、今回の標準仕様の発表について、「（先に公開した）ハイパースクリーンの評判が芳しくなく」、そこで急遽標準バージョンの公開に踏み切ったのかもしれません。

新型メルセデス・ベンツEQSのティーザー動画はこちら

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