| 発表されたばかりのSクラスについても自信を見せる |
エントリーモデルからハイエンド、さらにはEVに至るまで積極的にラインアップを拡大し続けるメルセデス・ベンツ。
今回は「将来的な展開」についていくつか公式に語られていて、それらについて紹介したいと思いますが、まずは「マイバッハ」から。
メルセデス・ベンツはこれまで独立したブランドとしてマイバッハを展開していたものの、現行世代より「メルセデス・ベンツ内の一ブランド」へと位置付けを変更しています。
マイバッハブランドは拡大の可能性
そして現在のラインナップは「メルセデス・マイバッハSクラス」と「メルセデス・マイバッハGLS」の2種類となりますが、今回Autocarのインタビューに対し、メルセデスベンツCEO、オーラ・ケレニウス氏が「マイバッハブランドを拡大する可能性がある」とコメント。
これによるとメルセデス・マイバッハGLS発表以降なみなみならぬ(マイバッハに対する)反響があり、「洗練された高級さ」をもってマイバッハブランドを拡大してゆくことを検討中なのだそう。
加えて少量生産モデルの投入についても意欲を見せていますが、これはメルセデス・マイバッハG550ランドーレットのようなクルマなのかもしれません。
今回は「ワンオフ」についての言及はなく、しかしマイバッハブランドは絶大な知名度を持っており、ロールスロイスはじめ各ブランドが積極化しているオーダーメードも大きな可能性がありそうですね。
メルセデス・ベンツは新型Sクラスについて「売れる」と確信
そして次にオーラ・ケレニウスCEOが語ったのは「新型Sクラスの販売には自信がある」。
現在世の中はSUV一色となっていて、セダンはオワコンといった状態ですが、メルセデス・ベンツはこの状況について悲観的になっておらず、セダン市場の需要については確実にある、と睨んでいる模様。
ちなみにメルセデス・ベンツSクラスの1/3が中国にて販売されているといい、よって今後の販売の成否については中国市場の動向が鍵を握っていると言えそうです。
ちなみに韓国もメルセデス・ベンツにとっては「日本以上」の大きな市場となっているようですね。
メルセデス・ベンツは2030年までに販売の半数をエレクトリック化
そしてメルセデス・ベンツは投資家とアナリスト向けのオンラインカンファレンスにて、2030年までに販売の半数以上をエレクトリック化すること、そのための手法について公表。
この中にはEQシリーズはもちろん、AMG各モデル、Gクラス、マイバッハのエレクトリック化も含まれ、EQシリーズについてはEQS、そしてEQE、EQS SUV、EQE SUVの発売について言及されていますが、EQSとEQEのSUVについては今回はじめてその名が出たと認識しています。