VWが電動化にあわせ社名を「フォルクスワーゲン」から「ボルツワーゲン」に変更するらしい！

｜　「エイプリルフールネタではない」という話だが　｜

さて、フォルクスワーゲンの北米法人が「ボルツワーゲン」に社名変更する、もしくは別途ブランドを立ち上げるという報道。

アルファベットで表記すると「Volkswagen」が「Voltswagen」となるだけなので、「kがtになるだけ」です。

ただ、その読みは電圧を表す「ボルト」を連想させ、スペルはそのまんま「Volt」となるので、電動化をアピールするにはこれとないネーミングなのかもしれません。

一瞬だけフォルクスワーゲンの公式サイトに掲載される

なお、この「フォルクスワーゲンがボルツワーゲンに」という発表について、その旨を記したプレスリリースがフォルクスワーゲンの北米法人公式サイトに一瞬だけ掲載されたといい、しかし現在は取り下げ中（閲覧不可能）。

加えてこの「変更日」が4月からと記載されていたことから「これはアレだろ。エイプリルフールのネタなんじゃないか」という話になり、そこでカーメディアがフォルクスワーゲンに詳しい筋に確認すると「エイプリルフールネタではなく、実際に行われる変更である」という回答があった模様。

ただしいくつかのメディアがフォルクスワーゲンに問い合わせるも、現段階では返答がないといい、正気になところ「本当かどうか」全くわからず、「エイプリルフールネタではない」というところまで含めてエイプリルフールネタなのかもしれません（米国特許庁にも、同様の商標は出願されていない）。

実際にはこういった変更が行われる

そして「フォルクスワーゲン発行のプレスリリースに掲載されていた」とされる内容によると、「変更は北米のみ（ドイツ本社含む他地域の変更はない）」「VWマークは変わらない」「ただしVWエンブレムの背景が、より明るい水色に変更される」「Voltswagenのバッジが、エレクトリックモデルに対してのみ（VWエンブレムとは）別途取り付けられる」。

けっこう具体的な内容が掲示されていたということになりますが、そもそも北米にて販売されるフォルクスワーゲン製EVは現在ID.4のみ。

そしてフォルクスワーゲンのクルマは基本的に普及価格帯であり、「高価なEVを購入するつもりがない」人々に対して販売される車種も多く、よってこの状況にてわざわざ多大なコストを支払って（書類や名刺、封筒などの変更も必要で、ディーラーのサインも変更しなくてはならない）まだまだ先になる電動化のため、一文字だけの変更を行うのはあまりに無駄である、という気もします。

ただ、過去（2003年）にはゴルフ5の発売を記念し、フォルクスワーゲンの本社所在地であるウルフスブルク（Wolfsburg）の地名を（もちろん当市との共同にて）ゴルフスブルク（Golfsburg）に6週間のみ改名した例があるので、今回の「ボルツワーゲン」への改名についても、ごく短い期間の「キャンペーン」なのかもしれません。

合わせて読みたい、フォルクスワーゲン関連投稿

参照：Automotive news