| この速さでも出力85〜90%、ローンチコントロールも非装着らしい |
さて、ポルシェの拡大出資を受け入れ、ますます勢いのついた感があるリマック。
自社の新型ハイパーカー、C_Two(市販時には別の名へと変更される模様)の開発に余念がない状態ではありますが、同時にピニンファリーナやヒュンダイとの協業も進んでおり、そのほかにも公表していないプロジェクトが多々ありそうですね。
いよいよリマックC_Twoの開発は大詰め?
そしてリマックはこれまでにも開発状況を公開していますが、直近で新しい動きがいくつか報告されており、そろそろ販売が近いのではと思わせる行動も。
まずはリマックの地元、クロアチアの路上にて「一般公開」されている様子が動画にてアップされています。
なお、これまでリマックC_Twoの展示車というとシルバーもしくはホワイト、ライトブルーのみで、この「ダークブルー」へとペイントされた個体は「初」登場かもしれません。
フロントバンパー等に装着されるパーツは織り目の見えるヴィジブルカーボン製で、ホイールはマットブラックというディティールを持つようですね。
ダークブルーのリマックC_Twoが路上に展示されている様子を捉えた動画はこちら
リマックは公道上にてその加速をテスト
リマックC_Twoは120kWhサイズのバッテリーパックと4つのエレクトリックモーターを核にしたシステムを持ちますが、出力は1,888PS、0−60マイル加速(目標値)は1.85秒。
なお、この1.85秒というのはテスラ・ロードスターの「1.9秒」に対抗したものだと思われ、しかしその凄さは加速のみではなく、じつに415km/hという最高速にも現れています。
一方、これだけのパフォーマンスを持ちながらも、一回の満充電あたり航続可能距離は約647kmだとされ、充電にかかる時間も非常に短く(急速充電器を使用すれば、30分で80%までチャージが可能)、さらにレベル4の自動運転に対応するハードウエアを備えるというマルチぶりを発揮する「日常的に乗れるハイパーカー」。
そこで今回、リマックはそのパフォーマンスを路上にてテストすることになりますが、リマックCEO、メイト・リマック氏自らがステアリングホイールを握って加速テストに挑戦しています。
動画では各種設定方法を調整しつつ、サクっと走っており、今回の動画だと0-60マイル加速は2.39秒、60−130マイルは6.03秒、1/4マイル(ゼロヨン)はわずか8.94秒(このタイムはスゴい)。
ちなみに現段階での出力は85〜90%、しかもローンチコントロールも未設定(まだ開発できていない)だそうで、それを考慮するに、「市販モデル」では今回の数字を大きく短縮することになりそうですね。
ポルシェ・タイカンとの加速勝負も
さらにリマックは比較対象としてポルシェ・タイカン(ターボS?)を起用し、クロアチアの路上で加速対決を行うことに。
スタートではローンチコントロールを備えるタイカンのほうがリードしますが・・・。
直後にはこれを逆転して大きくリード。
なお、クロアチアの片田舎にて、ハイパワーなEV2台が砂煙をあげながら猛烈に加速する姿はなかなかにシュールです。
リマックC_Twoがポルシェ・タイカンとの加速勝負、単独での加速テストを行う動画はこちら
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