| もはやハイパフォーマンスカーにとって「ドリフト」は常識に |
さて、新型BMW M3には様々な機能が搭載されていますが、その目玉のひとつが「ドリフトアナライザー」。
これは「ドリフトした距離」「ドリフトした速度」「ドリフトアングル」を総合的に判断して点数をつけてくれるものだそうですが、とくに「ドリフトアングル」が大きければ高い点数が付くようですね。
「ドリフトモード」はBMWの得意技
なお、BMWは非常に早い段階でドリフトモードを取り入れた自動車メーカーのひとつ。
最初に搭載されたのはM5だったと記憶していますが、4WDシステムのトルク配分を「100%リヤ」に振り分けることでこれを実現しています。
その後このドリフトモードはどんどん採用が拡大され、メルセデスAMG、マクラーレンも相次ぎ導入することに。
ただ、この時点ではアウディ含むフォルクスワーゲングループはこれに対して非常に懐疑的で、しかしその後はランボルギーニウラカンEVO/EVO RWDにてドリフト許容のスタビリティコントロール設定を行い、さらにはゴルフ8世代のゴルフRではついに大々的に「ドリフトモード」を装備するに至っています。
参考までに、これまでは「サーキットを速く走るため」にグリップ走行をヨシとしていたフェラーリすらも488GTB以降は公式動画にてドリフトを見せるなど、ハイパフォーマンスカー市場全般的に、ドリフトに対する考え方が変わってきているのが事実なのかもしれません。
ただし運転支援デバイスは「すべてオフ」に
そして今回のBMW M3のドリフトアナライザーですが、これをアクティブにするには運転支援デバイスをすべてオフにする必要があり、つまり「公道ではやらないほうがいい」機能だと言えそう。
つまりは安全が確保されたサーキットもしくはクローズドコースのみで試すべき機能ということですね。
そして動画ではなんどかドリフトにチャレンジしており、ドリフトアングル19.8度で「星5つ」。
それにしても楽しそうな機能でもあり、BMWがイベントを開催して安全にチャレンジさせてくれないものだろうか、と考えたりします。
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BMW M3が「ドリフトアナライザー」を試す動画はこちら
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参照:EVO