【動画】新型ポルシェ911GT3は従来型に比較し「誰が走らせても、簡単に」タイムを出しやすいようだ！ジャーナリストが911GT3の広報車でニュル「7:04」を達成

｜　新型ポルシェ911GT3は、けして「一部のプロフェッショナルのためのクルマ」ではないようだ　｜

さて、新型ポルシェ911GT3のデビュー時には「ニュルブルクリンクを6:59,93（20.8kmコース）で走った」ことが明かされ、大きな衝撃をもたらしたのは記憶に新しいところ。

ただ、これはポルシェが様々な準備を重ね、ベストコンディションにて、かつこれまでもポルシェのハイパフォーマンスカーを駆ってタイムを出してきたポルシェのテストドライバー、ラーズ・カーン氏が出した数字です。

新型ポルシェ911GT3は一般人が走らせても速かった

そして今回、SportAutoが911GT3の広報車を借り、自分たちでニュルブルクリンクを走って公開したタイムは「7:04,74」。

これはポルシェの公式タイムよりも5秒ほど遅れる数字ではあるものの、（本職のレーシングドライバーやテストドライバーではない）ジャーナリストのクリスチャン・ゲプハルト氏が記録したもの。

クリスチャン・ゲプハルト氏は、同メディアのためにニュルブルクリンクを数々のクルマでドライブした経験がありますが、貸し出されたクルマをニュルブルクリンクに持ち込み、そのまま走ってこのタイムというのはまさに驚異的です。

新型ポルシェ911GT3は従来型911GT3に比較して17秒もニュルを速く走る

なお、新型ポルシェ911GT3がデビューした際、ポルシェより公式にアナウンスされたのは「新型911GT3は、従来型911に比較して、ニュルブルクリンクを17秒速く走れる」ということ。

新型911GT3は（従来型911GT3に比べて）そこまで大きく馬力が向上しているわけではなく、しかし17秒もタイムが短縮されているというのはまさに驚異的としかいいようがありません。

その理由は数あれど、代表的なものが「（レース用の911に採用されており、しかしロードバージョンの911にははじめて採用される）ダブルウィッシュボーン式フロントサスペンション」だとも言え、これによってハードブレーキング時のロールが抑えられている、とも。

さらにはレーシングカーである911RSRに近いデザインを持つエアロパッケージ、スワンネック式リアウイング採用などエアロダイナミクスにも磨きをかけています。

そして今回のタイムを見るに、新型911GT3は「プロフェッショナルでなくとも速く走らせることができる」ということを証明しており、これまでの911GT3に比較して飛躍的にタイムを出しやすくなっていると考えていいかもしれません（911というと、扱いにくいクルマの代名詞のようなものであったが、それも”今は昔”となったようだ）。

今後はハードコアバージョンである「911GT3RS」が発表・発売されることになり、おそらくはニュルブルクリンク首位を狙えるポテンシャルが与えられているんじゃないかと考えています。

新型ポルシェ911GT3がニュルブルクリンクを走る動画はこちら

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参照：sport auto