【動画】メルセデスAMG GTにもスピードスター登場！ルーフを取り払い220kg軽量化、出力は850馬力。非公式ながらも製造するのはAMG創立者のファクトリー

｜　メルセデスAMG GT Rスピードレジェンドは5台のみが製造され、しかもすべて完売済み　｜

なお、メルセデスAMG GT Rスピードレジェンドの価格は非公開

さて、メルセデスAMG GTの「スピードスター」が5台限定にて登場。

ただしこれはメルセデスAMG公式ではなく、ドイツのプロダクトデザイナーであるRoland A. Bussink氏によって考案されたもので、実際の製作を行なうのはAMGの設立社が運営するレーシングファクトリー、HWA AG（アポロ・インテンサ・エモツィオーネもここで作られる）。※すでに5台すべてが完売済み

現在は「スピードスター」流行り

なお、現在のエキゾチックカー市場ではスピードスターが流行中。

スピードスターとは、その名からも推測できるとおり、スピードにトッププライオリティを置いたクルマで、その妨げとなるようなものは全て取り除いたクルマ。

そして重心を極限まで下げるためにルーフやウインドウ類も最小化していることが特徴です。

ここ数年の間にはポルシェ911スピードスター、フェラーリ・モンツァSP1・SP2、マクラーレン・エルヴァ、ランボルギーニSC20、アストンマーティンV12スピードスターが「メーカー公式」としてリリースされており、これに触発されて数々のデザイナーがレンダリングを作成したり、実際に「ウラカン・スピードスター」を作るユーチューバーも。

メルセデスAMG GT Rスピードレジェンドはこんなクルマ

今回発表されたメルセデスAMG GTのスピードスターは「メルセデスAMG GT Rスピードレジェンド」と名付けられており、大胆にカットされたルーフを持っています。

ただしルーフを取り払うことで損なわれるボディ剛性を担保するためなのか、ルーフのかわりにはF1マシンの「ハロ」をモチーフとしたスピードボウが取り付けられています。

シート後方にはロールバー状のフープも設置されていますね。

もちろんフロントウインドウは最小限、そしてルームミラーはスピードボウ内側に取り付けられています。

そしてスピードボウ裏側にはアンビエントライトが仕込まれるというナイスアイデア。

なお、このスピードボウはカーボンファイバー製。

そしてスピードスター化にあたっては、ボディパネル各部に手が入っているようですね。

車体重量は220kg軽量化

そしてこのメルセデスAMG GT Rスピードレジェンドは、ベースとなるメルセデスAMG GTに比較して220kg軽量だとされますが、スピードスター化にあたってはかなりの補強が必要と思われ、それでもこれだけの軽さを実現しているのは驚異的。

このあたり、さすがはHWAだといったところですが、もともとメルセデスAMG GTの車体が強固だということも関係していそうですね。

なお、搭載されるエンジンはメルセデスAMG GT Rに積まれる4リッターV8ツインターボ（577PS）。

ただしメルセデスAMG GT Rスピードレジェンドは出力を大きく向上させ、850PSを実現しているようですね。

メルセデスAMG GT Rスピードレジェンドを紹介する動画はこちら

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参照：MIB - Men In Benz Performance