>アルファロメオ/アバルト/フィアット

もっとも有名なツーリングカー用マシン、アルファロメオ155ITCが競売に登場!予想落札価格は1億円以上、熾烈な争奪戦になりそうだ。なお0−100キロ加速は2.5秒、最高速は300km/h以上

2021/06/01

アルファロメオ155

| このアルファロメオ155ITCは今でもレースに参戦できる状態にあり、いつでも出撃を待っている |

今後の値上がり期待値も相当なものだと思われる

さて、1990年代のツーリングカーレースにて活躍したレーシングカーの中でも「もっとも有名な」一台、アルファロメオ155ITC(タミヤのラジコンカー持ってた)。

そのアルファロメオ155クラス1ツーリングカーが6月中旬にオークションへと出品されることになり大きな話題を呼んでいますが、さらにこの車両にて特筆すべき点は1996年のツーリングカー選手権に参戦し、インテルラゴスとムジェッロにて優勝を記録し、マニクールとムジェッロではポールポジションを獲得した、ということ。

Alfa-Romeo-155-ITC-6

過去5年間で35万ユーロ以上ものメンテナンスコストが費やされる

なお、この個体は1966年のシーズン終了後にアルファコルセへと戻されることになり、その後は2名のイタリア人オーナーの手に渡ったのち、(今回車輌を売りに出している)2018年に現オーナーの手へ。

Alfa-Romeo-155-ITC-5

そして現オーナーは2018年7月にドイツのスクーデリア・グランツーリズモへと車輌を預け、そこでDTMクラシックシリーズに参戦するために徹底的な整備を受けたとのこと。

Alfa-Romeo-155-ITC-2

その後2019年7月7日にはDTMクラシックデビューを果たし、その後8月25日にのラウジッツリンクでは4位を獲得するなど、まずまずの成績を上げた模様。

Alfa-Romeo-155-ITC-7

そして2020年3月にはエンジンとトランスミッションがオーバーホールされたのちにダイノテストが行われるなど大規模メンテナンスを経験しており、この5年で35万ユーロ以上ものメンテナンスコストが費やされているようですね、

Alfa-Romeo-155-ITC-3

搭載されるエンジンは490馬力を発生

このアルファロメオ155ITCに搭載されるエンジンはレブリミット119,000回転を誇るV6エンジンで、その出力は490馬力。

トランスミッションはエクストラック製6速セミシーケンシャル、0−100キロ加速はなんと2.5秒(そんなに速かったとは!)。

Alfa-Romeo-155-ITC-4

最高速度は300キロ以上だとアナウンスされており、文字通りスーパーカー顔負けのパフォーマンスを誇ることになります。

Alfa-Romeo-155-ITC-8

なお、今回のオークションにつき、RMサザビーズは最高で1億円を突破すると予想していますが、そのパフォーマンス、そして今後期待できる価値を考えるに、この価格でも高いとは言えないかもしれませんね。

Alfa-Romeo-155-ITC-9

合わせて読みたい、関連投稿

アルファロメオ「初」の量産車、そしてその「唯一生存する」個体が競売へ。予想では1.7億円の落札価格

|最初のアルファロメオ市販モデル「G1」。形状を残しているのは世界でこの一台のみ| 今までのオーナーは3人 アルファロメオ最初の市販車「G1(1921年)」が競売に登場予定。 これは52台のみが製造さ ...

続きを見る

グループA参戦ホモロゲーションモデル、「アルファロメオ75ターボ・エボルツィオーネ」が競売に

| ホモロゲーション取得用としては変態度が低い | 500台のみが製造された、アルファロメオ75ターボ・エボルツィオーネ(Alfa Romeo 75 Turbo Evoluzione)がオークションに ...

続きを見る

参照:RM Sotheby’s

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

->アルファロメオ/アバルト/フィアット
-, , , , ,