BMWが1/2シリーズを対象にボディカラー160色を追加設定！マット仕上げ、そしてイエローやバイオレットといった鮮やかなカラーに人気が集まっているようだ

｜　もちろん既報のとおり、フェラーリやランボルギーニといったスーパーカーと同じカラーに塗ることも可能　｜

実際に選ぶかどうかは別として、やはりカラーバリエーションは多いほうがいい

さて、現在のBMWにおいてちょっと不満なのが「ボディカラーの選択肢が極端に少ない」ということ。

ここ最近はその問題も解消されつつありますが、数年前だとBMWはコストを削るという戦略を世界的に採用していたため、グレードやオプション、内外装カラーを「人気の仕様」に集約し、構成や選択肢を非常にシンプルにまとめていた時期があります。

よって「そのモデルにつき、選べるボディカラーが3-5色しかない」という時期もあったわけですが、現在だと7-9色ほどが選択できるようですね（それでもカラーバリエーションは多い方ではない）。

日本だと「ホワイト」「ブラック」が圧倒的人気

ただ、日本の中古市場に出ているBMWを見てみると、「ブラックとホワイト」だけで80％くらいを占めており、となるとBMWが「他にはそんなにボディカラーを揃える必要はない」と考えるのも無理はないのかも。

しかしながら、「それしか選択肢がない」ために白黒になってしまうのと、「たくさんの選択肢があって、迷った結果」白黒にしたのとでは大きく意味が異なるとは考えています。

BMWに対するカラーバリエーション不足は海外でも指摘されていたようだ

そして今回BMWは「1シリーズと、2シリーズ・グランクーペに対し、160色のカラーバリエーションを追加する」と発表。

これについては「待ってました」の声も多く、世界中で「BMWのカラーバリエーションが物足りない」と考える向きが多かったということもわかります。

なお、これらの追加ボディカラーはBMWのパーソナリゼーションプログラム「インディビデュアル」を通じてオーダーすることになりますが、日本だとBMWジャパンが過去何度かインディビデュアルを通じて発注したスペシャルモデルを販売したことがあり、さらに今回は「セピアバイオレット、ルビーレッド、ホッケンハイムシルバー」を身にまとう118dを合計180台、インディビデュアルにオーダーした模様。

BMWが設定した新しい160色の中にはポルシェ、フェラーリ、ランボルギーニ、アウディの純正カラーも

そしてこのたび追加された160色の中には、スピードイエロー、ロッソコルサ、ヴェルデマンティス、ナルドグレーといったポルシェ、フェラーリ、ランボルギーニ、アウディに採用されるボディカラーも含まれます。

ちなみに「フェラーリ、ランボルギーニ」といったスーパーカーメーカーのカラーを取り入れている理由としては、「BMWはそれらのオーナーの2台め、3台め、もしくはそれ以降の日常的なクルマとして購入されることが多く」、よってそういったオーナーが自身のスーパーカーと同じカラーにBMWをペイントしたいと考える例があるためだと（以前に）説明がなされています。

すでに追加カラーの生産は開始済み

そしてドイツのライプツィヒ工場では、1シリーズ/2シリーズ・グランクーペに対し、スペシャルカラーを施したモデルの生産をすでに開始しており、年内の生産枠はほぼ「満杯」。

生産完了までには10週間ほど余分にかかるそうですが、マットカラー（フローズン）、そしてグロス仕上げではイエロー、バイオレット、レッド、ブルーなどの鮮やかな色調が人気だとアナウンスされています。

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参照：BMW