
| 電動版「i3」とはプラットフォームが異なる「別設計」 |
車体構造は異なれどデザインは同じ「ノイエクラッセ」
スポーティセダンの「スタンダード」が書き換えられる瞬間がついにやってくることとなり、今回BMWは先に発表していた電気自動車(EV)モデルの「i3」に続き、内燃機関(ガソリンエンジン)を搭載するフルモデルチェンジ版の2027年型「BMW 3シリーズ」を正式に世界初公開。※上の画像ではレッドが内燃機関、ブルーがエレクトリックモデル
次世代デザイン言語「ノイエ・クラッセ(Neue Klasse)」を採用した革新的なスタイリングに加え、歴代M Performanceモデル最高となる443馬力を発揮する「M350 xDrive」、そして待望の「純正ドリフトモード」まで用意された新型3シリーズの全貌を見てみましょう。

この記事の要約
- BMWがガソリンエンジンを搭載する2027年型・新型「3シリーズ」を正式発表
- EVモデル「i3」と同様の次世代デザイン「ノイエ・クラッセ(Neue Klasse)」を纏い、最新のパノラミックiDriveインテリアを搭載
- 最上位の「M350 xDrive」は3.0L直列6気筒ターボ(443馬力)を搭載し、M Performanceモデルとして歴代最強の性能を実現
- M350 xDriveには前輪への駆動力をカットして横滑り走行を楽しむ純正機能「Drift Moment(ドリフトモード)」を新採用

新型BMW 3シリーズ(2027年モデル)の概要
2027年モデルとして登場する新型3シリーズは、これまでの伝統を継承しつつ、デザイン・パワートレイン・デジタル技術のすべてにおいて大きな変革を遂げた「革新の世代」。
市場によって異なるものの、たとえば北米だと2.0L直列4気筒ターボを搭載する「330」「330 xDrive」、そしてハイパフォーマンスな3.0L直列6気筒ターボを搭載する「M350 xDrive」の3グレードが展開され、EVモデル(i3)との誤解を防ぐため、ガソリン車モデルの名称からは従来の「i」(例:330i)の表記が取り払われています。※電動モデルには下の画像のように先頭に「i」が与えられる

新型3シリーズ:特徴・スペック・デザイン
新型3シリーズ最大のトピックは、一新されたエクステリアデザインと先進のデジタルコクピット、そして刺激的な走行性能。
外観は「ノイエ・クラッセ」のボディフォルムを採用し、EV版i3と共通する先進性を持ちながら、ガソリン車専用のキドニーグリルやM Performanceモデル専用のイエローMライト、クアッド(4本出し)エキゾーストパイプ、リアスポイラーなどがしっかりと差別化を図っています。

ちなみにこちらは「i3」。
外観では「ガソリン」「エレクトリック」の区別をつけることが難しいということがわかりますね。

ガソリン版3シリーズのサイドはこんな感じで・・・。

電動版はこう。
いわゆる「ダッシュ・トゥ・アクスル」に差異があり、電動版のほうがキャブフォワード、そして「EVならでは」のタイヤの大きさを持つことが分ります。

リアはこう。

電動版だとこんな感じ。
テールパイプ含むリアアンダーを除けば「同一」に見えますね。

インテリアには、フロントガラス下部全体に走行情報を投影する「BMW Panoramic iDrive」や、17.9インチの台形センタースクリーンを配置しており、Amazon AlexaベースのAIアシスタントや、停車中に動画配信を楽しめるTiVoアプリ機能も備えています。

こちらは電動版のi3。
インテリアにおいても内燃機関 / 電動モデルにおいて差はない、と考えて良さそうです。

新型BMW 3シリーズ 主要スペック一覧
| 項目 | BMW 330 / 330 xDrive | BMW M350 xDrive |
| エンジン | 2.0L 直列4気筒ガソリンターボ | 3.0L 直列6気筒ガソリンターボ |
| 最高出力 | 255 馬力 | 443 馬力(M Performance歴代最強) |
| 最大トルク | 400 Nm | 580 Nm |
| トランスミッション | 8速Steptronicオートマチック | 8速Steptronicオートマチック |
| 駆動方式 | RWD(後輪駆動) / 4WD(xDrive) | 4WD(xDrive)※切替機能あり |
| 0-60mph (約96km/h) 加速 | 5.9秒 | 3.9秒 |
| 最高速度 | 250 km/h・リミッター作動 | 250 km/h・リミッター作動 |
| 注目装備 | フラッシュドアハンドル、19/20インチアルミ | Drift Moment(ドリフトモード)、クアッドマフラー |
| 米国車両本体価格(北米) | $49,900 〜 $51,900 | $65,900 |

競合比較・市場での位置付け
メルセデス・ベンツ Cクラスやアウディ A4(A5)、テスラ モデル3などのライバルがひしめくDセグメント市場において、新型3シリーズは明確な強みを発揮しているものと考えられ・・・。
- M Performance歴代最強の動力性能:3.0L直6ターボによる443馬力/0-60mph加速3.9秒というスペックは先代モデルを凌駕し、純粋な「M3」に迫るパフォーマンスを提供
- 後輪駆動化するファクトリー・ドリフトモード:四輪駆動(xDrive)でありながら、前輪への動力を遮断して完全に後輪駆動化する「Drift Moment」機能は同セグメントの競合に対して圧倒的なドライビングプレジャーの差別化要素となりうる
- EVとICEの共存アプローチ:同一のデザインアイデンティティ(ノイエ・クラッセ)を持ちながら、EV(i3)とガソリン車(3シリーズ)の双方で妥協のない選択肢を提示している

補足情報
クルマ好きにとって最もエキサイティングな新機能「Drift Moment(ドリフトモード)」ですが、実は車両の納車開始時には未実装となっており、2027年中にOTA(Over-The-Air)ソフトウェアアップデートを通じて後から提供される予定であるとアナウンスされていて、この「車載ソフトウェアの進化によって、購入後も新たなドライビング機能が解禁される」というアプローチは最新世代のBMWらしいデジタル体験の現れとも言えるもの。
また、M350 xDriveにはステアリング上に「M Mode」や一時的に出力を引き上げる「Boost」ボタンが備わっており、サーキットやワインディングでの操作性も追求されており、内燃機関搭載車といえど、「電動版」i3とともに設計されたということもあり、その恩恵にあずかっているようですね。

結論
2027年型の新型BMW 3シリーズは、ノイエ・クラッセによる未来的なスタイリング、最新のパノラミックiDrive、そして437馬力を誇る直列6気筒エンジンとドリフトモードを見事に融合させた、まさに「進化の極致」とも言えるスポーツセダン。
EVシフトが進む現代においても、ドライビングプレジャーを第一に追求し続けるBMWの強いこだわりが詰まった一台であり、2027年初頭のデリバリー開始に向けて世界中で大きな注目を集めることは間違いないものと思われます。

新型BMW 3シリーズ / i3 主要スペック比較
参考までに、こちらは内燃機関搭載版「3シリーズ」とエレクトリック版「i3」とのスペック皮革。
| 項目 | BMW i3 50 xDrive (EV) | BMW i3 40 xDrive (EV) | BMW M350 xDrive (ガソリン) |
| パワートレイン | 前後2モーター (4WD) | 前後2モーター (4WD) | 3.0L 直列6気筒ターボ + 48V MHEV |
| 最高出力 | 345 kW / 469 hp | 275 kW / 374 hp | 326 kW / 443 hp |
| 最大トルク | 645 Nm | - | - |
| 0-100km/h加速 | 4.7秒 | - | 4.1秒 |
| バッテリー容量 | 108.7 kWh(円筒形セル) | 82.8 kWh(円筒形セル) | - |
| 一充電走行距離 | 最大 912 km (WLTP) | 最大 710 km (WLTP) | - |
| 充電性能 | 800V対応 / 最高 400 kW (10分で最大423km分充電) | 800V対応 | - |
| 駆動制御 | Heart of Joy(次世代ECU) | Heart of Joy(次世代ECU) | BMW Driving Stack (Drift Moment機能付き) |

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参照:BMW











