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これはもう人間の乗り物を超えてるな・・・。ギリシャより「ウルトラカー」カオスが正式発表。価格は16.5億、出力3107馬力、「F1含め、これまでに製造されたいかなる2輪/4輪よりも速い」

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これはもう人間の乗り物を超えてるな・・・。ギリシャより「ウルトラカー」カオスが正式発表。価格は16.5億、出力3107馬力、「F1含め、これまでに製造されたいかなる2輪/4輪よりも速い」

| さらにダウンフォースはF1マシン並み、加速はあのリマック・ネヴェーラをも超える |

設計はAI、そして製造には3Dプリンタを使用し、素材にはザイロン、チタン、マグネシウム、カーボン、ケブラー等を取り入れる

さて、ギリシャのアテネに新たに設立された「Spyros Panopoulos Automotive(スパイロス・パノポウロス・オートモーティブ=SPオートモーティブ)」より、世界初のウルトラカーを謳う最初のモデル「カオス(Chaos)」が登場。

このSPオートモーティブは、カオスにてニュルブルクリンクでの最速ラップ、最高速度、1/4マイル走行の最速記録など、数々の市販車の記録を塗り替えることを目標としていますが、なんといっても最大の特徴は「設計にAI、製造に3Dプリンタが用いられている」こと。

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SPオートモーティブ「カオス」はこんなクルマ

そして今回発表されたカオスについて見てみようと思いますが、搭載されるエンジンは4リッターV10ツインターボ、そして(グレードによって)7速または8速のデュアルクラッチトランスミッションを介して4輪を駆動。

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このエンジンは自社で設計・開発されたもので、ビレットアルミニウムや3Dプリントされたマグネシウム合金製のエンジンブロック、3Dプリントされたチタン製のピストンとコンロッド、3Dプリントされたカムシャフト、チタン製やインコネル製のバルブ、さらにカーボンファイバー、チタン、マグネシウム、セラミックコンパウンド製の2つのターボチャージャーを備えます。

こちらはコンロッドに・・・。

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ピストン、そして・・・。

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カムシャフト。

いずれもこれまでの「常識」と大きくかけ離れたデザインを持っていますね。

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カーボン製のインテークはまるで「生き物」のよう。

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エキゾーストパイプは「まだ普通の」チタン製。

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フラッグシップモデル「カオス・ゼロ・グラビティ」はリマック・ネヴェーラ、ブガッティ・シロン・スーパースポーツ300+よりも速い

「アース」バージョンは、最高出力2,049ps(1,528kW / 2,077PS)、最大トルク1,389Nmを発生し、レッドラインは10,000-11,000rpm、0-100km/h(0-62mph)の加速が1.9秒、0-300km/h(0-186mph)の加速が7.9秒と紹介されており、1/4マイル(ゼロヨン)を駆け抜けるのに要するのはわずか8.1秒。

フラッグシップモデルの 「ゼロ・グラビティ」は、最高出力3,065ps(2,285kw/3,107PS)、最大トルク1,984Nm、レッドラインはなんと「11,800~12,200rpm」。SPオートモーティブによると、フラッグシップモデルである「カオス」は、F1をはじめ、これまでに生産されたどの2輪車や4輪車よりも速く加速するとされ、「ゼロ・グラビティ」は、0-100km/h(0-62mph)を1.55秒、100-200km/h(62-124mph)を1.7秒、0-300km/h(0-186mph)を7.1秒走り抜け、1/4マイルのタイムは驚愕の7.5秒。※これが実現できれば、現在の記録保持者であるピュアエレクトリクカー「リマック・ネヴェーラ」(8.58秒)よりも1秒も速い記録となる

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最高速度は500km/hを超えると言われており、SSCトゥアタラ(282.9mph / 455.3km/h)やブガッティ・シロン・スーパースポーツ300+(304.773mph / 490.484km/h)よりもはるかに速いことになりますが、実際にスパイロス・パノポウロスは、レッドブルをスポンサーに迎え、 市販車史上最速のマシンへの挑戦を行う、ともコメントしています。

SPオートモーティブ「カオス」はこんなデザインを持っている

そしてこのカオスのデザインについてですが、見た目は「異世界からやってきた乗り物」といった印象。

エンツォフェラーリ、フェラーリFXX Kっぽいノーズ、サイドウインドウやフェンダーラインを持っていて、リアセクションはピニンファリーナ・バッティスタ風、テールランプの「モノリス」はアストンマーティン・ヴァルカンやブガッティ・ディーヴォ風ではあるものの、全体的にはオリジナリティのあるものだと考えて良さそうです。

なお、SPオートモーティブによると、「自動車に適用された中で最高の空力設計」を採用し、F1マシンに匹敵するダウンフォースを実現している、とのこと。

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モノコックシャーシはザイロン製で、「ボディの78%は、チタンとマグネシウム合金とカーボンファイバーまたはカーボンケブラー製のボディパーツを3Dプリントして」製造されており、サスペンションはチタンとマグネシウム製による完全独立型ダブルウィッシュボーン。

全長は5,053mm(スポーツカーとしてはかなり長い)、全幅2,068mm(81.4インチ)、全高1,121mm(44.1インチ)、ホイールベース2,854mm(112.4インチ)という大きなボディを持ち、しかし「アース」バージョンだと重量はわずか1,388kg、「ゼログラビティ」ではさらに軽い1,272kg。

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これは、より多くの(チタンやカーボンファイバー、ケブラー、マグネシウムなどの)エキゾチックな素材を使用し、より多くの部品に「3D printed Anadiaplasi」という設計・製造プロセスを採用したことによるものだとアナウンスされています。

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なお、ホイールやブレーキシステムにおよぶまで自社で設計を行っていることは特筆に値する部分でもあり、ホイールサイズは21もしくは22インチ、そしてこういった非常に複雑な形状を持っています。

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こちらはブレーキキャリパー。

やはりホイールと似た、いくつものパイプが絡み合う形状を持っており、フロントに482mm、リアに442mmのカーボンセラミック製ベンチレーテッド・クロスドリルドディスクを備えます(ローターハブはチタンもしくはマグネシウム合金製) 。

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SPオートモーティブ・カオスのインテリアはこうなっている

そしてこちらは「カオス」のインテリア。

タッチスクリーンが内蔵されたヨーク型のステアリングホイール、助手席側ダッシュボードに設置されたワイドなタッチスクリーンがまずは目に入りますが、全体的には「ミニマル」なつくりですね。

もちろん外装や車体構造同様、カーボンファイバー、ザイロン、チタン、マグネシウムなどを内装に使用しています。

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センターコンソールにはいくつかの物理ボタン。

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シートはかなり軽そうな「超薄型」。

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ペダルもやはり3Dプリンタ製。

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ルームミラーも3Dプリンタプリンタ製(こんなパーツまで専用の設計と製造方法を採用するとは・・・)。

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ステアリングホイールのトップ、そしてボトムも3Dプリンタ製。

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左右のカーボンファイバー製グリップ上部にはウインカーと思われるスイッチが内蔵され、センターパッドに相当する部分にはディスプレイとロータリースイッチ。

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カオスでは拡張現実(AR)、VRグラス、5G機能、指紋認証、音声コマンド等の機能が盛り込まれ、さらには顔認識カメラでドライバーの表情を読み取り、ドライバーの気分や能力に応じて車の運転特性を変化させることもできるようです。

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SPオートモーティブによると、カオスは、(アメリカやヨーロッパなど)各大陸ごとに向け20台ずつのみを限定生産し、(オークションハウスの)RMサザビーズが独占的に販売する計画を持っているといい、最初の1台はすでに受注済み、そして1号車の納車は2022年初頭を予定しているとのこと。

気になる価格については、2,077馬力のベースモデルが約550万ユーロ(現在の為替レートで7億3000万円)から始まり、エキゾチックな素材や技術をすべて採用した3,107馬力のフルスペックモデルは1,240万ユーロ(16億5000万円・・・)に達する予定。

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数ヵ月後にギリシャはアテネにてカオスの実車初公開を行うそうですが、その後にトップギア独占でのレビューをリリースするほか、上述のとおりレッドブルとのタイアップにて記録更新を(2022年から2023年の間に)行うとしています。

参照:Spyros Panopoulos Automotive

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  • この記事を書いた人

JUN

人生において戻せないもの、それは4つ。「失われた機会、過ぎ去った時間、放たれた矢、口から出た言葉」。とにかくチャレンジ、しかし紳士的にありたいと思います。

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