| ボクはこういった「本気で突き抜けた」製品が大好きだ |
iPhone13は限定99個、胸像は限定27個。意外とすぐに完売するかもしれない
さて、アメリカではこのクリスマスシーズンに大量の消費がなされるといいますが、そこで毎年登場するのが「よくわからないギフト」。
「誰が買うのコレ・・・」というようなモノがとんでもない価格で登場したりするものの、どうやら意外と売れたりもするようです。
そして今回紹介するのもそういったギフトのひとつであり、なんと「イーロン・マスクの彫像と、テスラ仕様のiPhone13」。
ただしこれは想像するよりはずっとハードコアな製品でもあり、ここでその内容を見てみましょう。
使用するのは本物のテスラ・モデル3から採取した素材
今回、この珍妙なiPhone13を発売したのは高級デザイナーズ・スマートフォンとアクセサリーのブランドであるキャビア(Caviar)。
製品名そのものは「テスラ・エレクトロ」と名付けられており、ブラックPVDコーティングが施されたチタン製ボディを採用しています(単なるカバーではなく、iPhoneの構造そのものに手を加えている)。
そしてブラックのチタン製パーツとは対照的に、レンズ周辺などのホワイトの部分には複合衝撃耐性のある素材を使用してテスラ車でのデザインや機能を反映していますが、中央の金属製インサートは本物のTesla Model 3のボディを溶かして成型したもの。
しかもこの部分にはテスラ・ロードスター、サイバートラック、テスラのエンブレム、そしてイーロン・マスクCEOの顔が彫られます(iPhoneの下部には電光を表すマーク、中央にはカッパーのインサートもある)。
iPhone 13 ProとiPhone 13 Pro Maxの両方がラインアップされ、ストレージサイズもいくつか用意されているようですね。
ちなみに価格はiPhone 13 Proの128GBで6760ドル(77万円!)から、そして99台のみの限定生産です。
なんとイーロン・マスクCEOの彫像も
そしてもっとびっくりなのがイーロン・マスクCEOの彫像も同時に販売されたこと。
こちらもやはりテスラ・モデル3のパーツを溶かして製造したもので、台座は大理石、帯状に入るパーツは24Kゴールドです。
こちらは27個のみの限定となり、価格は3220ドル(日本円で約37万円)。
ちなみにキャビアでは、このほかにもイーロン・マスクシリーズを多数展開しており、加えてスティーブ・ジョブズシリーズなどの珍品を多数販売しています。
このiPhone13、イーロン・マスクCEOの彫像はこうやって作られる
そしてこれらの製品がどうやって作られるのかですが、ドナーとなるのはテスラ・モデル3。
このアルミニウム製ボンネットを取り外し、塗装を剥がして・・・。
容赦なく溶かします。
そして型に入れてこのあと成型を行います。
そして出来上がるのがテスラ仕様iPhone13とイーロン・マスクCEOの胸像(スタチュー)。
完成までには11もの工程を経ており、キャビアいわく「テスラ・エンスージアストには完璧な贈り物」「魂がこもった製品」なのだそう。
最初は「誰が買うんだろう」と思ったものの、こういった職人魂を見せられると「なんか欲しいな・・・」と考えてしまいます。