| どうやらシロンには巨大な一枚物のアンダーパネルが装着されており、そのため車体固定用ストラップを取り付けることができない |
結果は1,369馬力、エンジン単体だと1,800馬力くらい出ていてもおかしくはない
さて、おそらくはブガッティ・シロン「初」のパワーチェック動画が公開。
これまでにはブガッティEB110、ヴェイロンをシャシーダイナモに乗せた動画が公開されているものの、シロンのパワーチェック動画は見たことがなく、実際に動画をアップしたユーチューバーも「シロンのパワーチェックを行った動画はこれが初」だとコメントしています。
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シロンのパワーチェック動画がないのには理由があった
なお、シロンのパワーチェックを行った動画がこれまで無かったのにはちょっとした理由があり、その理由とは「シロンには巨大な一枚物のアンダーパネルが装着されており、これがあるとパワーチェックができない」ため。
正確に言うならば、このパネルのおかげで安全のための固定用ストラップを装着できず、ローラーの上でタイヤを回すことができない、ということになります(ストラップで固定していないと、クルマが動いて第事故になりかねない)。
そこで今回、パワーチェックを行ったキャノンボールガレージのスタッフはこのアンダーパネルを外し、それによってようやくストラップを装着できることに。
ただ、それでもシロンをローラーの上に載せるのは容易ではなく、すべての作業が「慎重に」行われたようですね。
そうしてようやくパワーチェックを行うことが可能となったわけですが、結果としては1,369馬力を発生しており、これはブガッティによる公称値である1,500馬力よりもちょっと足りない数字です。
しかしながら、一般に4WDでは最大で25%ほどの(プロペラシャフトやデフによる)パワーロスがあるといい、そして公称値はこういったロスを含まない「エンジン単体での数値」なので、この「ローラーの上での1,369馬力」は(エンジン単体での)実質1,800馬力くらいに相当すると考えてよく、非常に優れた数字だと捉えています。※ただ、パワーとトルクが大きくなればなるほど、ロス”率”は小さくなるものと思われる
ブガッティ・シロンのパワーチェックを行う動画はこちら
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