| ここまで多数のクルマが放置されるようになった経緯は語られず |
レストア可能なものもあるが、修復が難しそうなクルマもあるようだ
さて、歴史の古い欧州では様々な「納屋で発見された希少なクルマたち」の存在が報じられることがあり、今回もそうした例が報告されています。
なお、保全上の理由なのか詳しい場所については明かされておらず、しかし今回の発見を紹介するユーチューバーの発音、動画中に出てくる道路標識、車両に装着されるナンバープレートなどから「イギリスのどこか」だと見られているようですね。
そこはかつて往来のある土地だった
そしてユーチューバーは希少なクルマたちが眠る場所へ。
うっそうと草木が生い茂る中を進んでゆきますが、途中には道路標識があり、このあたりがかつて道路であったということがわかります(現在はもう道路と呼べる状態ではない)。
そしてこちらが現れた納屋。
ただしこういった建物がいくつか存在し、屋外に放置された車両も多数あるため、動画ではその全容がつかめないのがちょっと残念。
建物の外壁にも苔が生え、木が腐っているようにも見えるので、かなり日当たりが悪く、湿度が高い環境ということになりそうです。
納屋にはこんなクルマたちが眠っている
そしてこちらが納屋の中。
数台のポルシェ911、そしてポルシェ356も。
やはりエンスージアストは昔から「ポルシェ911を集める」と相場が決まっているようですね。
さらにはジャガーや・・・。
ロータスに・・・。
ベントレー、アストンマーチン、サンビーム・タルボットなどの姿も。
基本的には英国車が多いもよう。
全然何なのかぼくが知らないクルマも多数。
一部の納屋は屋根があるだけの簡素な作りとなっていて、その状況にてオープンカーを保管していたようです。
中にはナンバーが付いている車両もあり、おそらくは税金などの支払いが必要なのだと思われ、しかしなぜそのまま、ナンバーも返納せず、車両も売却せず放置していたのかは全くの謎(けっこうこういった例は多いようだ)。
一部のクルマにはカバーが掛けられていますが、カバー付きのクルマは比較的良好なコンディションを保っていて、いかにカバーが重要であるかもわかります。
こちらは2004年にオランダで開催されたヴィンテージラリー、2004 Tulpen Rallyのステッカー。
ということは、最低でも2004年までは人の出入りがあったということになりそうですね(しかし、明らかにそれ以前から放置されていたと思われる車両も多い)。
屋外にも多数の車両が放置されていて、むしろ室内よりも屋外に置いている車のほうがコンディションが良さそう。
1975年に廃業したウーズレーの姿も(英国の自動車メーカーで、廃業後に中国の南京汽車が商標権を買い取った)。
保管される車両のコンディションは様々
そしてここに眠るクルマたちのコンディションは文字通り「様々」。
まだレストアできるんじゃないかというレベルのものから・・・。
いやちょっと厳しいか、というレベルのもの。
完全にフロアが腐って抜けている個体など。
英国の納屋で発見された希少なクルマを紹介する動画はこちら
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参照:IMSTOKZE