| ダッジ・バイパーACRにこんな過激なモデルが存在したとは |
エクストリームエアロパッケージ他オプションが多数装着
さて、ダッジ・バイパーGTC ACR「エクストリーム」がオークションに登場。
ダッジ・バイパーACRはFRながらもニュルブルクリンクのラップタイムランキング上位にその名を連ねるハイパフォーマンスカーですが、さらにこの個体は「エクストリーム」という名がついており、その由来は「ダッジの1 of 1プログラムを通じてオーダーされ、エクストリームエアロパッケージが装着されているから」。
この1 of 1プログラムはいわゆる「オーダーメイド」ということになりそうで、ボディカラーはマットブラック(ブラウンに見えるがマットブラックとのこと)、そしてストライプはブロンズカラー。
最終生産年のシリアルナンバー「00001」
このエクストリームエアロパッケージの内容はボディ同色のリアウィング、エクステンドフロントスプリッター、ベントフード、リアディフューザー、アッパーダイブプレーンというもので、見た目もさることながら実際に相当に大きなダウンフォースを発生しそう。
そしてこのバイパーGTC ACRエクストリームは、バイパーの第5世代(VX)最終生産年となる2017年のシリアルナンバー「00001」つまり生産第一号。
アメリカ人はこういった「記念」の番号を非常に好む傾向にあり、相当な高値がつくかもしれません。※現在2000万円オーバーまで価格が上昇
そのほか特筆すべき装備としてはGTSインテリアパッケージ、アルミニウムXブレース、アジャスタブルサスペンション(10段階の調整が可能)、ブレンボ製カーボンセラミックブレーキ(レッドキャリパー)、スタッガーワイド19″ACRホイール、Uconnectインフォテイメント(ナビゲーション、ハーマンカードンオーディオシステム)、そしてデュアルサイドエキゾーストシステム、HIDヘッドライト、ブラックアクセントパネル付きLEDテールライトを装備しています。
走行距離はわずか21kmだといい、つまりは「新車」コンディションということになりますね。
加えて、最初のオーナーはコレクションとして大切に保管する予定だったのか、ペイントプロテクションフィルムを施工している、と紹介されています。
現在装着されるホイールはACR製19インチ(ブラスモンキー)、タイヤはフロント295/25、リア355/30のクムホ製ですが、スペアとしてHRE製のホイールも付属するもよう。
アルミニウム構造のXブレースの下には、可変バルブタイミングを採用した645ps、最大トルク600lb-ftを発生する8.4リッターV10が鎮座。
トランスミッションは6速マニュアル、そしてリミテッドスリップデフを経由して後輪を駆動します。
ダッジ・バイパーGTC ACRエクストリームはこんな内装を持っている
このバイパーGTC ACRエクストリームはサーキット志向モデルのためにインテリアは比較的簡素。
大きく張り出したボルスター(サイドサポート)付きバケットシートは、ホワイトのコントラストステッチとダイヤモンドパターンのインサートが施されたレザーで縁取られ、センターコンソール、ダッシュボード、ドアパネルも同じ張り材とステッチで覆われています(シートのダイヤモンドステッチの感覚が狭く、蛇の鱗のようにも見える)。
一方では8.4″タッチスクリーンナビゲーションシステム、アルカンターラヘッドライナー、オートエアコン、パワーアジャスタブルペダルといった快適装備も持つようですね。
このダッジ・バイパーGTC ACRエクストリームを紹介する動画はこちら
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