| 随所に見られるランボルギーニへのオマージュにはうならされる |
スペックは発表されていないものの、おそらくは相当に軽そうだ
さて、これまでにも数々のランボルギーニのカスタムカー、改造車が登場していますが、その中でもっとも過激、そして完成度の高いであろう一台、「モンテロッサ(Monterossa)」が登場。
このモンテロッサははDRVNコンセプトによってリリースされる限定生産車で、ベースに使用されているのは「ガヤルド」。
そのガヤルドのボディパネルを取っ払いスピードスター風の外見へと変更したのがこのモンテロッサというわけですね。
意外とランボルギーニのカスタムカーは多いが
なお、ランボルギーニはそのエクストリームなデザインが一つの特徴ですが、そのエクストリームさをユーザーそれぞれが解釈し、様々なカスタムが施されています。
最近だとウラカンを「オフロード競技向けに」改造した「ジャンパカン」がよく知られるところ。
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そのほかにも外骨格を装着したユニコーンV3、
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車体上半分を取っ払ってスピードスター化したウラカンEVOアペルタといったクルマも。
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ガヤルドだとオフローダー化されたカスタムカーも存在します。
こういったフリーダムな改造が施されるのはランボルギーニの一つの特徴でもあり、同じスーパーカーやスポーツカーであっても、フェラーリ、マクラーレン、ポルシェ、アストンマーティンだとこういった例は非常に少なく、その理由としては「ランボルギーニがユーザーやクリエイターのイマジネーションを刺激する存在」だからなのかもしれません。
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ランボルギーニ・モンテロッサはこんなクルマ
そして今回のランボルギーニ・モンテロッサですが、ある意味では「ランボルギーニが作るよりもランボルギーニらしい」クルマなんじゃないかと思います。
このランボルギーニ・モンテロッサは15台限定にて販売されるといい、現時点では詳細が公表されていないものの、おそらくデザイン的なインスピレーションはセスト・エレメントなんじゃないかと思います。
こちらはランボルギーニ自身が、ガヤルドをベースに「削れる部分を削りに削り」カーボンファイバーを大量に使用することで車体重量999kgにまで絞ったクルマですが、カラーリングや」「三角」モチーフといったところに(今回のモンテロッサとの)共通性が見られるように思います。
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リアはいっそう過激で、色々なモノがついていない状態。
リアディフューザーは後方へと大きく突き出しています。
サスペンションはオーリンズ製へと変更。
テールパイプのエンド部も二重構造になっていて、細部に至るまで丁寧にデザインされていることがわかり、単なる乱暴な改造車ではない、ということですね。
サイドにはセスト・エレメント同様の「三角」モチーフのデザインが用いられ・・・。
ラジエターが露出し、下部にはウイングレットつきのブレード。
エンジンは「むき出し」、そしてエンジンベイは鍛造カーボンファイバーにて覆われます。
なお、この鍛造カーボンファイバーはセスト・エレメント発表時にはまだ存在せず、しかしその後、ランボルギーニが名古屋工業大学と共同にて開発した、とアナウンスされたもの(他の会社も同様の素材を開発している)。
エアクリーナーまでもがカーボンファイバー製。
牽引フックは「六角形」。
このあたり、ランボルギーニに対する敬意が感じられます。
ランボルギーニ・モンテロッサのコクピットは一層スパルタン
そしてこちらはランボルギーニ・モンテロッサのコクピットですが、全面アルカンターラに張り替えられ、非常にスパルタンな雰囲気へ。
基本的なデザインそのものはベースとなるガヤルドを踏襲していますが、シートサイド(ボルスター)にモデル名を入れたりという「近年のランボルギーニが用いる手法」をしっかりと取り入れているようですね。
シート後方にはロールバーが設けられ、ドアはおそらく「存在せず」かわりにクロスバーが取り付けられています。
ランボルギーニ「モンテロッサ」を紹介する動画はこちら
参照:Speed Phenom