| むしろ、ここまで奇っ怪なクルマを考えたことに驚かされる |
価格は不明、ただし「億」はくだらないだろう
さて、世界ではじめてのハイパーSUV、あるいはハイパーセダン、そしてハイパーリムジンと呼ばれている「アズナム・パラディウム(Aznom Palladium)」。
このアズナム・パラディウムにつき、「アズナム」はメーカー(コーチビルダー)名、そして「パラディウム」が車名となっていますが、ベースとなるのはダッジ・ラム1500(つまりピックアップトラック)。
なお、搭載されるエンジンは5.7リッターV8ツインターボ、出力は700馬力(0-100km/h加速は4.5秒、最高速は210km/h)、ボディ全長はなんと5.96メートル。
-
その名は「アズナム・パラディウム」!イタリアから"アメリカントラックベースの超高級ハイパーリムジン"登場
| 一見するとまず売れなさそうに見えるものの、珍しいものを求める富豪にとっては興味を抱かせるクルマなのかも | さて、世の中には様々なカスタムカーが存在しますが、今回紹介する「アズナム・パラディウム( ...
続きを見る
アズナム・パラディウムはとにかくデカかった
そしてこのアズナム・パラディウムですが、スーパーカーブロンディさんと並ぶとこんな感じ(スーパーカーブロンディさんは小さい人ではない)。
そしていかにこのアズナム・パラディウムが「ハイパー」なのかを紹介してくれますが、やはり最大のハイライトはこのテール部分。
もともとトラックだったということを活かし、リアセクションには電動の「引き出し」が備わります。
この引き出し、便利なようには見えますが・・・。
位置がけっこう高く、そして実際の「引き出し」のように壁に囲まれているので、積載物の出し入れがけっこう難しいようですね(ただ、このクルマに乗る人は自分で荷物を出し入れするような人たちではないと思われるので、これは問題にならないのかも)。
なお、現在積まれているのは専用のラゲッジセットです。
そして閉じるとこう。
なんとも奇っ怪なデザインですが、インパクトはハンパではない、と思います。
ちなみにフロントはこんな感じでグリル内部が発光しますが、雰囲気的にはロールスロイスのパルテノングリルと(ちょっと前の)アウディのカラス天狗グリルとの融合といった感じですね。
アズナム・パラディウムのインテリアは比類なき豪華さを誇っていた
そしてこのアズナム・パラディウムの大きな特徴のひとつがその「インテリア」。
構造やパネルの形状こそラム1500を感じさせるものの、その素材や張り材は全て張り替えられ、シートのステッチも楕円を用いたオリジナルへと変更されています。
ルーフは広大なグラストップ。
そしてこのアズナム・ペルソナムのインテリアの真骨頂はリアシートにあり、こんな感じで「ベンチシート」。
通常、リムジンというと独立した後席シートを持ちますが、2人がけのシートをあえて採用したあたり、さすがイタリアのコーチビルダーといったところかもしれません。
ヘッドレストは超巨大。
後部座席は「周囲から隔絶する」ことを目的としているのか、ウインドウ類は最小化されています。
そしてセンターにはシャンパンキャビネットにテーブル。
シート等のコントロールはタッチパネルにて。
その後、スーパーカーブロンディさんはアズナム・パラディウムに乗り込んでドライブへ。
前を走るのがこのクルマだったら、「このクルマは一体?」と二度見してしまいそうです。
そしておそらく、このクルマが後ろから走ってきたとしても「二度見」するのは間違いなさそうですね。
なお、このアズナム・パラディウムは10台のみが限定生産され、価格については「非公開」です。※内外装がオーダーメイドとなるため、1台づつ価格が異なる
まさに新種、アズナム・パラディウムを紹介する動画はこちら
合わせて読みたい、コーチビルダー関連投稿
-
こんな車があったのか・・。「ドイツのフェラーリ」と呼ばれる、オペルをベースにコーチビルダーが制作したビターSCが中古市場に。そのスタイルはフェラーリ400iの影響を強く受ける
| しかも当時はフェラーリ308と同じ価格で販売されていたらしい | さらに驚くのはなんと488台も販売されたという事実 さて、ドイツにて「ビターSC」なるクルマが販売中。正直ぼくはこのクルマについて ...
続きを見る
-
お騒がせなロールスロイスのワゴンはコーチビルダーによるワンオフモデルだった!「レイス・シルバースペクター」
| 1台だけではなく合計7台が製造される模様 | さて、先週から今週にわたりネット上を騒がせた「ロールスロイスの謎ワゴン」。まずは全身をカモフラージュで覆われたプロトタイプがスクープされ、その次にそれ ...
続きを見る
-
イタリアの富裕層向けコーチビルダーが「1台限定」でテスラ・モデルSを2ドア&オープン化!このセンスはさすがイタリア
| 「現実に存在し得ないはず」のクルマを作るのはコーチビルダーならでは | さて、デトマソ・パンテーラを現代に蘇らせたり、フェラーリ250GTOのオマージュモデルを製作する計画を公表したことで広く知ら ...
続きを見る