｜ 世の中には様々な理由にて、様々なクルマが放置されている ｜
中にはとんでもない量の鳥の糞が積もっているクルマも
さて、世の中には様々な「放置された車両」が存在しますが、放置の理由は様々であり、中には放置の理由すらわからないものも。
その場合は所有権も「よくわからない」ということになり、放置車両は確認できたとしても、それらを動かすことすらできないことが大半で、なすすべくもなく時が流れてゆくことになります。
今回発見された大量のBMW（を中心としたクルマたち）の場合は「まだ幸い」であったようで、というのものそのオーナーがはっきりしているため。
それらBMWは廃業したディーラーの中にあった
そしてこれらのBMWが現在保管されているのは「廃業したBMWディーラー」。
このディーラーはスペインのタラゴナにあるといい、ディーラーのオーナーはクルマのコレクターであったものの10年前に廃業してしまい、そこで集めていたクルマをこのディーラーの設備内へと保管することにしたそうですが、この10年間いちどもメンテナンスがなされなかったようで、まさに内部は「時間が過ぎるに任せるまま」となっています。
なお、クルマのコレクターといっても人それぞれであり、「集めるのが好きな人」「実際に乗りたい人」「きれいに磨いて保管しておきたい人」など様々。
今回の場合は「集めるのが（ただ）好きな人」ということになりそうで、おそらくは自分がこれだけのクルマを所有していることに満足してしまい、それ以上は何もする必要がないと考えたのかもしれません（もしくは、ディーラーを廃業するに際して情熱を失ってしまったのかも）。
保管されているクルマたちはBMWのみではなく、アルファロメオ、ランチア、ジープ、シトロエンなど様々なブランドも見られ、オーナーはいろいろなクルマに対して興味を持っていたことがわかりますね。
BMWのコレクション内容は非常に「貴重」
なお、やはりもっともこれらの中で貴重なのはBMWのコレクションであり、様々な年代の様々なBMWが保管されています。
現在価値が急騰中のE30世代の3シリーズも多数。
ただし保管されるBMWには鳥の糞がびっしり・・・。
とくにこの車両は哀れな姿に・・・。
こちらはスペシャルツール。
そしてエンジンやトランスミッション、サスペンションも。
貴重なM社製エンジンも多数あり、マニアにとっては「喉から手が出るほど欲しい」ユニットもあるかもしれませんね。
今となっては非常に価値が高そうな初代8シリーズ！
なにかのイベントに使用されてそのままの車両？
そしてBMWのバイク含む多数のバイクも。
そしてバイクには鳥の糞がびっしり・・・。
もちろんオーナーにも何らかの理由があって愛するクルマやバイクを放置することになったのだと思われますが、これらの車両については早く引き取り手が見つかり、レストアされてかつての栄光を取り戻してほしいものですね。
BMWのディーラーに数々のコレクションが放置されている様子を紹介する動画はこちら
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