【動画】テスラ・モデルSプレッドがニュルに続き米バージニア・インターナショナル・レースウェイにてタイカンの記録を破り市販EV最速に！もう直線番長とは呼ばせない

｜ テスラはモデル3のムーステストでも好成績を収めており、「コーナリングに優れる」という評価を確立しつつある ｜

とくにタフなニュルブルクリンク、バージニア・インターナショナル・レースウェイでの記録達成は大きな意味を持つ

さて、一般向けの納車が開始されたテスラ・モデルSプレッドですが、今回バージニア・インターナショナル・レースウェイにて2分50秒7というタイムを記録し、エレクトリックカーの無改造ラップレコードを更新することに。

使用された車両はカーボンセラミックディスクブレーキの装着を除いては無改造（タイヤも純正装着品）だそうですが、このカーボンセラミックブレーキも近日中に純正オプションにて用意されることになるもよう。

テスラは数年前まで、直線加速は速くともサーキットでは速くないというのが定説であったが

今回テスラ・モデルSプレッドにて記録を達成したのはプロドライバーのヨハン・シュワルツ氏で、ツイスティなセクションではショートドリフトにを起こしながらもレコードラップを記録しており、この記録によってなんとポルシェ・タイカン・ターボSを4.5秒という大差にてトップから追い落としています。

なお、タイカン・ターボSが記録を達成したのは2021年の出来事ではあるものの、そこからほどなくしてテスラがその記録を塗り替えたということになりますね。

テスラ・モデルSプレッドは3モーターを内蔵し1,020馬力を発生するというモンスターで、その0−100km/h加速2.1秒というスーパーカーをも凌駕する加速性能でも有名です。

ただし「加速は優れていても、サーキットでは速くない」というのが今までのテスラ・モデルSの評価であり、たとえば2016年にカー・アンド・ドライバー誌がモデルS P85Dをテストした際には、1周走っただけでシステムにエラーが起こり、かつブレーキが一瞬でフェードしてしまったことも。

さらにポルシェはテスラをして「ドラッグレースではたしかに（テスラは）速いが、それも3本も走るとバグが出てまともに動かなくなる」と評しており、数年前（モデルSプレッドが登場する以前）のテスラはたしかに様々な問題を抱えていたことも事実であったようですね。

それを覆すためかテスラは昨年に（モデルS プレッドで）ニュルブルクリンクに挑戦してポルシェ・タイカン・ターボSの記録を書き換えており、今回はこのバージニア・インターナショナル・レースウェイでの記録更新となったわけですが、こういった実績を見るに、テスラは確実にその実力を高いレベルに引き上げてきているもよう。

そしてこういった成長は機械的な改良というよりもソフトウエアのアップデートによってもたらされた部分が大きいと考えられ、となるとテスラはさらなるアップデートにてそのパフォーマンスを向上させてくるのかもしれません（テスラのソフトウエア開発力には定評がある）。

テスラ・モデルSプレッドがバージニア・インターナショナル・レースウェイにて「EV最速記録」を達成する動画はこちら

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参照：Carmine’s Import Service