台湾のチューナーが「三國無双」に登場する呂布の鎧そして軍馬をイメージした「フェラーリ488GTB 赤兎」を発表！わずか5台分のみがリリースされる限定商品らしいが

｜ 今後、様々な台湾のチューナーがこういったスーパーカー向けのカスタムを提案してくるだろう ｜

ある意味、どんな奇抜なものが出てくるか楽しみではあるが

さて、これまでにもBMWはじめいくつかのクルマのチューンやカスタムを発表してきた台湾のチューナー、ZAKOE（ザコー）。

今回はなんとフェラーリのチューニングメニューをリリースしていますが、これは488GTBを対象とした5台ぶんのみの限定版となっています。

なお、これは中国の歴史上の人物のうち、もっとも高い知名度を誇る一人「呂布」をイメージしたもので、その呂布の軍馬と鎧からインスピレーションを受けたデザイン、そして「赤兎（ChiTu）」というネーミングを持つことが特徴です。

そのイメージは「赤兔奇譚」

この軍馬とは三国志に登場する呂布の軍馬「赤兎馬」を指していますが、赤兎馬は「赤い毛並みを持ち、うさぎのような顔をした馬（これが名馬のひとつの指標でもあった）」の総称なので固有名詞ではなく、しかし「人中の呂布、馬中の赤兎」と言われるほど呂布と赤兎馬とは切り離すことができない関係でもあるようですね。

そしてこのフェラーリ488GTB「赤兎」については人気ゲーム「三國無双」に登場する呂布の鎧をもイメージしているといい、ザコーは「エアロダイナミクスと冷却の改善に寄与する」とも。

パーツ構成としてはフロントスプリッター、カナード、サイドスカート、リアディフューザーエクステンション、固定式リアスポイラー（488 GT3 EVO風）、そしてエキゾーストシステム（パフォーマンスが向上するかどうかについては言及されていない）。

ちなみにテールパイプはアクラポヴィッチ風ですね。

今回公開された画像はレンダリングにとどまっており、しかしこの画像を見るとホイールも交換されてタイヤともどもツライチに、そして極端にローダウンされているようにも見えます。

細部を見てみると、エアロパーツはかなり凝った作りをしていて、このあたりが「呂布の鎧をイメージした」部分なのかも。

ちなみにこれが三國無双の呂布。

こちらはサイドステップ。

たしかに言われると呂布っぽい気がしてくるな・・・。

リアディフューザーエクステンションは割と「普通」。

リアウイングはスワンネック。

ちなみにザコーはこのフェラーリ488GTB「赤兎」につき、フェラーリの75周年を記念して（勝手に）作ったものだといい、同社のチューニングプログラムでは最上位に位置する、とのこと。

価格については公表されていないものの、もちろん「安くはない」ものと思われます。

なお、私見ではあるものの、一部の中華圏のスーパーカーオーナー、そしてチューナーには「そのメーカーのヘリテージを無視し、自身の好みを実現するため、もしくは主張するためだけ」にスーパーカーを選んだりカスタムする傾向が見られ、ここは欧米や日本とはやや異なる部分かも（それらの地域であっても、やはりそういった傾向を持つオーナーやチューナーは存在しますが）。

このザコーについては一応「馬つながり」ということでフェラーリのDNAを自社なりに解釈したのかもしれませんね。

フェラーリ488GTB「赤馬」を紹介する動画はこちら

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参照：ZACOE