| 今後、ネット上では色とりどりのランボルギーニ・カウンタックLPI800-4の姿を見ることができそうだ |
やはり発表時のイメージカラー、そしてフェルッチョ・ランボルギーニの愛した「ホワイト」が多い?
さて、ランボルギーニは初代カウンタックへのオマージュとして「カウンタックLPI800-4」を発表していますが、今回その「納車第一号」がドイツのカーコレクターにしてレーシングドライバーへと納車された、とのこと。
このカーコレクターはインスタグラムアカウント@mister_stayなる人物で、ホワイトのカウンタックを撮影した動画を公開しており、これを見るとブレーキキャリパーはオレンジ、そしてインテリアはブラックにオレンジのアクセント/ステッチを持っているようですね。
ランボルギーニ・カウンタックLPI800-4の生産台数は112台
ランボルギーニ・カウンタックLPI800-4は「カウンタックの発表50周年」を記念して112台のみが限定生産されることになり、「112」という数字は初代カウンタックのコードネームが「L112」だったことに起因しています。
ベースとなるのはランボルギーニ・シアンFKP37で、これと同じ6.5リッターV12エンジンそしてスーパーキャパシタをパワーソースとするハイブリッドシステムを備え、システム合計での出力は814PS、0-100キロ加速は2.8秒というスペックを誇ります。
現代のカウンタックLPI800-4については、初代カウンタックに採用されるディティールが存分に盛り込まれており、「同じ名称を引き継いでのモデルチェンジを行わない」「その名称を復活させない」ランボルギーニとしては非常に珍しい「同じ名前を引き継いだクルマ」となっていますが、このカウンタックLPI800-4を企画したのは(当時ランボルギーニのCEOだった)ステファノ・ドメニカリ氏。
一方、後任のステファン・ヴィンケルマンCEOはレトロ路線については興味を示しておらず、今後は「復刻を行わない」と述べているので、このカウンタックLPI800-4はランボルギーニの歴史にとって「非常に珍しい」存在となりそうですね。
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ちなみにこのカウンタックLPI800-4について、そのオーナーのほとんどが初代カウンタックの所有者であり、自身がすでにガレージに収めている初代カウンタックと同じボディカラーを選ぶ例が多い、とのこと。
よって今回のカウンタックLPI800-4のオーナーについても、このカラーリング、もしくはその一部について、自身が所有するカウンタックとの共通性があるのかもしれません。
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参考までに、ランボルギーニ創業者、フェルッチョ・ランボルギーニは自身でもカウンタックに乗っていた時期があり、その際には「カウンタックはホワイトであるべき」とも当時語っていたそうですが、このカウンタックLPI800-4発表当時のイメージカラーもまたホワイトであり、もちろんこれは「フェルッチョ・ランボルギーニのカウンタック」をイメージしたものだとアナウンスされています。
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「初の」ランボルギーニ・カウンタックLPI800-4のオーナーによる、インスタグラムへの投稿はこちら
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参照:TheSupercarBlog, mister_stay