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イメージは1950年代のツール・ド・フランス!元祖「tdf」をイメージしたフェラーリ812GTSが公開

2022/06/12

イメージは1950年代のツール・ド・フランス!元祖「tdf」をイメージしたフェラーリ812GTSが公開

| もちろんカスタムしたのはフェラーリ自社のパーソナリゼーション部門「テーラーメイド」 |

やっぱり明るいブルーも悪くない

さて、フェラーリが自社のFacebookにて美しいボディカラーに身を包んだフェラーリ812GTSを公開。

このボディカラーは「ブルー・フラグプラッツ(Blu Flugplatz)」といい、1950年代にフランスのモータースポーツの公式カラーだったと紹介されています。

そしてこのボディカラーや「171」というナンバー、フレンチトリコローレのストライプは過去に開催されていたレース「ツール・ド・フランス・オトモビル」に実際に出場した250GTベルリネッタがモチーフです。

フェラーリ250GTベルリネッタはこんなクルマ

そこでまずフェラーリ250GTベルリネッタについて軽く触れたいと思いますが、これは1956年に発表された市販車で、「公道走行が可能であり、しかしそのままレースにも出場できる」というコンセプトを持っていたクルマ。

上述のレース「ツール・ド・フランス」に出場し好成績を収めるになると非公式ではあるもののtdf(ツール・ド・フランス)と呼ばれるようになり、いわばこの250GTベルリネッタが元祖「(フェラーリにおける)tdf」なのかもしれません。※ツール・ド・フランスで優勝すると、オーガナイザーからこの名称の使用が許可され、250GTベリリネッタは1956年に優勝している

実はレッドよりもバリエーションが多かった?フェラーリのボディカラーにはこれだけの「ブルー」がある(3/4)

のちにショートホイールベース版(上の画像)のパッソ・コルトが登場すると、第1世代のロングホイールベース版はLWB(ロングホイールベース)と呼ばれるようになりますが、デザインはいずれもピニンファリーナ、架装はスカリエッティ。

搭載されるエンジンは3リッターV12、出力は240馬力、最高速は252km/hと記録されています。

このフェラーリ812GTSのインテリアは「クラシカル」

そして話をこのフェラーリ812GTSに戻すと、ボディカラーは当時の250GTベルリネッタを再現したもので(ただしリバリーストライプのホワイト部分が太い)、ゼッケンを記すラウンドまでもが表現されています。

ホイールはかなり珍しいポリッシュ仕上げですが、これは当時のフェラーリのホイール(メッキ仕上げのリムやワイヤースポーク)を表現したものだと思われます。

ブレーキキャリパーはホイールを際立たせるかのようにブラックが用いられており、これも「当時風」を意識したのかもしれません。

インテリアもまた当時へのオマージュだと思えるものでブラウンレザーとブラックレザーとで構成されています。

なお、カーペットは一段階トーンが明るいベージュ、そしてサイドシル部分にはキルティング仕上げが施されているようですね。

シート座面には縦方向のステッチが入り、全体的にコントラストステッチやコントラストカラーが使用されていないのも「当時風」。

なお、ダッシュボード助手席側の下部分には無線機のようなものが取り付けられていますね。

フェラーリとブルーとは馴染みが薄いように思えるが

なお、フェラーリというと「レッド(ロッソ)」というイメージがあり、こういったブルーを連想しにくいかとは思いますが、実際には昔からブルーが用いられることも少なくはなく、とくに「水色のような明るいブルー」が見られることも。

なお、ぼくがフェラーリ296GTBに選ぼうとしているカラーも「ブルー」であり、こちらはアッズーロ・ディーノという、かつてのディーノに採用されていたボディカラー(グフの”色が薄い部分”や、JAFの青、道路標識の青、ブルーシートの青に近いと思う)。

一時はブルー・フラグプラッツ、もう少し明るいアッズーロ・ラ・プラタを選ぼうと考えたこともありましたが、ぼくが使用したいと考えているブラックのホイールやブラックアクセントとは相性があまり良くないものと思われ(こういった水色にはシルバーやゴールドが似合うと思う)、よってやや強めの色調を持つアッズーロ・ディーノを選びたいと考えているわけですね。

今日のフェラーリ296GTB納車待ち。来たるべきフェラーリからの「受注承認」に備え、さらに仕様を詰めてみる。オプション総額は現時点で889万円

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参照:Ferrari(Facebook)

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