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1950年代、VWビートルをベースに28台のみが作られた「ボイトラー」が競売に。当時の価格はビートルの2倍以上、ポルシェ356よりも高価だったもよう

投稿日:2022/06/23 更新日:

1950年代、VWビートルをベースに28台のみが作られた「ボイトラー」が競売に。当時の価格はビートルの2倍以上、ポルシェ356よりも高価だったもよう

| それでもポルシェ356を購入せずにVWボイトラーを注文した猛者が28人もいたことに驚き |

レストアにかかったのは11ヶ月、その仕上がりの美しさには驚かされる

さて、ポルシェ356は「ビタミン剤を飲みすぎたビートル」と揶揄されることがあるものの、そのポルシェ356よりも(新車時に)高価な値付けにて販売されていたVWビートルベースのカスタムカー「フォルクスワーゲン・ボイトラー」が競売に登場。

まったく耳慣れない名称を持つこのクルマですが、それもそのはず、生産台数はなんと「28台」。

このフォルクスワーゲン・ボイトラーは、1959年にフリッツとエルンストというボイトラー兄弟によって制作され、当時の新車価格は14,950スイスフラン(日本円で180万円くらいに相当)であったとされ、同時期のビートル(6,490スイスフラン)はもちろんポルシェ356よりも高価だったのだそう。

フォルクスワーゲン・ボイトラーは「贅を極めた」仕様に

このフォルクスワーゲン・ボイトラーにつき、28台のうち22台はVWビートルのエンジン(1.2リッター)とトランスミッションを積んでいたものの、6台はポルシェ356の1.3リッターエンジンを積んでいたとされています。※今回出品される車両は1.2リッター

なお、エンジンルーム内はキルトレザーで覆われており、これは当時の仕様をそのままレストアしたものだとされていますが、この仕様を見るに「ボイトラーはラグジュアリーを極めたクルマ」だったのでしょうね。

VWボイトラーはビートルをベースにするものの、アルミニウムにて制作されたカスタム仕様のボディを持ち(完全オーダーメイドだったので、28台それぞれのデザインが異なるものと思われる)、その全長は4070ミリから4350ミリと幅があるもよう。

JUN
優雅な景色が良く似合う!

今回オークションに登場する個体はスイスのヴェヴェイにあるVWガレージ・ヘルツィヒが新車として注文したものだそうですが、1990年台に入り現在のオーナーの手に移った後に11年の年月をかけてレストアが行われ、当時の仕様と新車コンディションに戻されたと紹介されています。

ボディカラーはライトブラウンメタリック、ルーフはブラウンのツートン仕様。

見たところ外装にはランプ類含め、フォルクスワーゲン・ビートルやポルシェ356との共通部品は無いようですね。

フォルクスワーゲン・ボイトラーのインテリアは当時としては破格だったと思われる

そして驚くべきは、このフォルクスワーゲン・ボイトラーのインテリア。

ボディカラーとよくマッチしたベージュとブラウンにて仕上げられており、ステアリングシャフト(のカバー)もボディカラー同色にペイントされるなど細かいところにまで手が入っています。

ステアリングホイールのグリップはウッド、そしてセンターにはなんとクロックが内蔵されており、当時としてもこれはかなり珍しかったんじゃないかと推測。

シートバックに至るまでレザーがしっかり張り込まれ、「当時ポルシェ356よりも高価だった」ことにも納得ですね。

このフォルクスワーゲン・ボイトラーは7月に開催されるオークションへと出品される予定ですが、最高だと12万スイスフラン(日本円で約1700万円くらい)で落札されるのでは、というエスティメイトが出されています。

なお、レストアに11ヶ月かかったということを考えると、この1700万円というのはかなりお買い得であり、今後の値上がりを考慮するに、投資対象としては優れるのかもしれませんね。

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参照:Bonhaus Auction

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JUN

人生において戻せないもの、それは4つ。「失われた機会、過ぎ去った時間、放たれた矢、口から出た言葉」。とにかくチャレンジ、しかし紳士的にありたいと思います。

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