けっこう良く出来てるなコレ！タイよりトヨタMR-Sベースのポルシェ・ボクスター（レプリカ）が登場。販売価格は330万円ナリ

｜　タイではMR-Sがレプリカベースとして高い人気を誇るようだ　｜

このほかにもランボルギーニやフェラーリなど、様々なレプリカの制作が報告されている

さて、タイでは高額の関税が課されることからスーパーカーを購入することが非常に難しく、よってレプリカの製作が昔から盛んだと言われます。

そして今回紹介するのは、トヨタMR-Sをベースにしたポルシェ・ボクスターのレプリカで、販売しているのは現地のカイディー・オート（Kaidee Auto）なるショップ。

ちなみに同ショップでは、ほかにもボクスター・スパイダー風、ラフェラーリ風のレプリカも販売しているようですね。

トヨタMR-Sベースのポルシェ・ボクスター「レプリカ」は意外と安かった

ちなみにこのMR-Sを使用したポルシェ・ボクスターのレプリカの価格は85万バーツ（日本円で約330万円）。

金額だけ見るとけっこう高いように思えますが、ほぼノーマルのトヨタMR-Sであっても300万円くらいの中古価格で販売されているので、税金等を考慮すると「さほど高いわけではない」価格なのかも。※日本だとこの半額で本物の986ボクスターの中古を買うことができる

画像を見るに「かなりよく雰囲気が出ていて」、実車（のポルシェ・ボクスター）を見たことがなければ、これがボクスターだと言われても信じてしまうのかもしれません。

なお、ヘッドライトやテールランプは純正部品のようにも見えますが、微妙に純正とは差異もあり、これらはアフター品だと考えられます（それでもよく出来ている）。

バンパーやサイドステップ、そしてドアミラーはおそらく「レプリカのためのコンバージョンキット」を使用しているのだと考えられ、フロントバンパーはなぜか987世代のボクスター向けにテックアートが発売したエアロパーツ風（そのほかは986世代のボクスターを模している）。※ドアミラーはカレラGT風

もちろん前後フェンダーやフード類もコンバージョンキットを使用したものだと思われますが、全体的な完成度は低くはなく、現地ではこういったカスタムが盛んに行われているであろうことも伺わせますね。

ちなみにこういった（安価な）レプリカ製作が可能となるのは、MR-Sのボディパネルについて「取り外しが用意にできる」ためで、一般的なクルマのように「切った張った」の大幅な改造を行わずとも、「パネルを入れ替えるだけで」あるていどのレベルのレプリカを作ることができるから。

ちなみにパワートレインについては手が入っていないようで、もともとのMR-Sに積まれる1.8リッター4気筒、そしてこれにマニュアル・トランスミッションという組み合わせ。

ただしエンジン搭載位置は「車体ミッド」、そして駆動輪は「後輪」なので楽しく走れそうなのは間違いなく、現地の走り屋にとってはなかなかに良い選択なのかもしれませんね。

トヨタMR-S改ポルシェ・ボクスターのインテリアはなかなかよく出来ていた

そしてこちらはポルシェ・ボクスター風に改造されたMR-Sのインテリア。

内装がレッド（レザーではなくビニールかもしれない）に貼り替えられ、センターコンソールなど一部が作り変えられているものの、基本的にはMR-Sを踏襲しているように見えます。

ただしステアリングホイールはポルシェっぽい3本スポークへと変更され、そのセンターにもポルシェのエンブレムが配置済み。

おそらく外装同様に「ツボを押さえた」最小限の改造にてソレっぽく見せているのだと思われますが、ある意味では（その価格を考慮すると）感心せざるをえない出来栄えだとも思います。

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参照：kaidee Auto