| 最近のテーラーメイドでは異素材を組み合わせることが多いようだ |
ドアを開けたときに目に入る光景はまさに感動モノに違いない
さて、フェラーリは標準のオプションであっても数え切れないほどのカラー/素材の組み合わせを実現できますが、それに満足しない人が選ぶのがパーソナリゼーションプログラム「テーラーメイド」。
そしてフェラーリは自社のFacebookページにて「こんなこともできる」というカスタムを時折紹介していて、今回は美しいカラーリングを持つローマが登場することに。
なお、このボディカラーはビアンコ・モトミ(Bianco Motomi)という名称を持ち、やや青白いクールな色味を持つもよう。
「モトミ」というと日本っぽい印象もありますが、サイドマーカーを見るにこのローマは北米仕様であるように思われ、かつイタリア語には日本語っぽい語感を持つ言葉も多いので、実際は日本語ではないのかもしれません(このカラーは過去にもリリースされたことがあるようだ)。
なお、ホイールはマットブラック、ブレーキキャリパーはブロンズという渋い仕様ですね。
このフェラーリ・ローマのインテリアもまた特別だった
そしてこちらはこのローマのインテリア。
ブルーにイエローというコンビネーションを持っていて、ダッシュボードやステアリングホイールはブラック(ステアリングホイールとパドルはカーボン)、そしてインテリアの下半分とシートはブルーというデュオトーン仕様です(アクセントにはイエローが使用され、カーペットはブラックに見える)。
なお、先日は「イエローベースにブルー」というインテリアを持つフェラーリF8トリブートを紹介しましたが、同様のカラーを使用していても、その使い方によって全く印象が変わってくるように思います。
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このフェラーリ・ローマに使用される素材は革新的
そしてこのフェラーリ・ローマのインテリアにおける特徴はカラーだけではなく「素材」にもあり、ブルー部分はポルトローナ・フラウ社のカラースフィア・レザー。
通常だと内装レザーはツルっとしたスムースレザーが使用されるものの、このローマにはシボのある、表情豊かなレザーが用いられています。
イエロー部分は(内装素材としては)非常に珍しいコーデュラナイロン、そして「Roma」文字も珍しいブラック(通常はクローム。この部分をペイントする例はかなりレア)。
シートにもシボ感のあるレザーを用いており、座面にはポリエステルメッシュを用いているようにも。
フェラーリの「テーラーメイド」には、その基準としてScuderia(スクーデリア=モータースポーツのDNA)、Classica(クラッシカ=伝統)、Inedita(イネディタ=革新)の3つがあるそうですが、これら素材の使い方やカラーを見るに、このローマはイネディタをベースにしているのかもしれません。
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