| なかなかに雰囲気がよく出ていてカッコいい |
通常オプションの範囲を大きく超えての特別仕様
さて、ポルシェはつい数日前に過激極まりない新型GT3 RSを発表したところですが、今回は米国限定となるものの、911 RS 2.7(ナナサンカレラ)へのオマージュとなる「トリビュート トゥ カレラ RS パッケージ」を発表。
ポルシェカーズ・ノースアメリカ(PCNA)のCEO、クジェール・グルーナー氏は「アメリカは911の第2の故郷であり、アメリカだけの特別なトリビュートとして、911カレラRS 2.7の50周年を祝うのは完璧な方法です。私たちの多くは今でも1972年のカレラRS 2.7を崇拝しています。私たちは、新しいGT3 RSの専用オプションとして、他に類を見ない付属アイテムのリストとを組み合わせた特別な体験を作りたいと考えました」。
このコメントの通り、北米だとこのトリビュート トゥ カレラ RS パッケージ」はオプションとして注文でき、新型911GT3 RSを注文する際にあわせてオーダーできるもよう(限定台数や期間は公表されていない)。
トリビュート トゥ カレラ RS パッケージのカラーはホワイトとパイソングリーン
今回公表されたトリビュート トゥ カレラ RS パッケージにつき、オリジナルのRS 2.7の象徴的なカラーがホワイトとグリーンのツートンであったように、トリビュート・トゥ・カレラRSのボディカラーは「ピュアホワイトとパイソングリーン」。
当時のナナサンカレラとはやや色味が異なるものの、その雰囲気はまさにカレラRS 2.7そのものであり、グリーンはステッチ、ロールケージ、アルミホイールなどに使用され、リアスポイラーのエンドプレートには小さなRSのロゴも。
さらにヘッドライトには通常モデルはもちろんオプションでも選択できないホワイトが使用されており、特別感を増加させています。
ちなみにこちらはナナサンカレラ。
こちらは911GT3 RS トリビュート トゥ カレラ RS パッケージ。
リアフェンダー上のインテークは通常のブラックからホワイトへペイントされ、よりナナサンカレラに近づけようとしたこともわかります。
なお、リアから見ると全幅は相当に差がありますが・・・。
むしろ新型911GT3 RSの全高は低くなっているようにも。
クジェール・グルーナー氏によると、「このプロジェクトは、ツッフェンハウゼン、フラハト、そしてアメリカのチームの共同作業により、エンスージアストによるエンスージアストのためのライブプロジェクトとしてスタートしました。アイデアとコンセプトは実にエキサイティングで、私たちはとても楽しみながらこれを開発しています。私たち全員が、もうすぐ皆さんに詳細をお伝えできることを楽しみにしています」。
つまりまだこの911GT3 RS トリビュート トゥ カレラ RS パッケージの詳細は公開されておらず、追ってこれから詳細が明らかになるものと思われますが、525psを発生する4.0リッターフラットシックス、そして標準のデュアルクラッチ式PDKギアボックスに変更はない、とされており、その変更範囲はあくまでも外観にとどまると考えていいのかも。
911GT3 RS トリビュート トゥ カレラ RS パッケージのインテリアはこうなっている
911GT3 RS トリビュート トゥ カレラ RS パッケージのインテリアについて、その変更点は画像でしか判断できませんが、エクステリアほど大きな変更はないように見え、パッと見てわかるのはステッチがグリーンに変更されているくらい。
ドアシルプレートには「911GT3 RS トリビュート トゥ カレラ RS パッケージ」の文字。
シートだとヘッドレスト下のパーツがホワイトにペイント。
センタートンネル上にもグリーンにて「GR3 RS」のバッジ。
たしかにこういった仕様を見るに、細部にまでこだわったことが伝わってくるようで、ポルシェカーズ・ノースアメリカのCEOが語るように「楽しみながら作った」こともよくわかりますね。
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