| このパガーニC10の限定台数は今のところ「99台」とも「300台」とも言われている
なんといっても目玉はマニュアル・トランスミッション搭載
さて、パガーニは9月12日に新型ハイパーカー「C10(これはコードネームであり正式名称はワールドプレミア時に公表されるものと思われる)」を公開する予定ではありますが、今回比較的鮮明な画質にてプロトタイプが撮影されることに。
全体的にはウアイラのデザインをより進化させたものとなるようですが、キャビンはよりティアドロップ形状に、前後フェンダーの盛り上がりはより大きな抑揚を持つようになり、「レーシングカーに近づいた」といった印象も受けますね。
なお、前回目撃されたC10のプロトタイプではルーフからテールエンドにかけて偽装が施されていたものの、今回のスパイフォトだと構造的な偽装はなく、おそらくはカモフラージュ用のシートが貼られているだけのようにも見え、そのスタイリングがよくわかる内容となっています。
パガーニC10はよりドラチックなデザインに
今回撮影されたのは「車体後ろから」のみですが、以前にリークされたフロントからの画像とあわせると、おおよその全容がわかるようになっていて、そのスタイルを見てみると、フロントフェンダーサイドにはエア抜き用のアウトレットがあり、ドアミラーはウアイラとほぼ同じ形状を持っているもよう。
ただしリアフェンダー形状はウアイラとは異なってやや「角張った」形状が与えられ、左右フェンダーの内側、つまり車体中央側は大きく凹んでいます。
加えてルーフからテールにかけてのディティールも大きく変わり、ルーフ左右の端からトンネルのような盛り上がりをもってリアセンターに繋がり、その先にはクワッドテールパイプが顔を出しているほか、その両脇には可動式と見られるウイングが装着されています。
なお、このウイングまわりの形状は「真後ろから見ると、パガーニのロゴマークに用いられる楕円」を形成しており、クワッドテールパイプとあわせて「パガーニらしさ」をより強調したデザインに仕上がっているようにも見えますね。
加えて、全体的には非常にシンプルでもあり、そしてちょっと前のレーシングカーのようでもあり、タイムレスな魅力を持つクルマになるのかもしれません。
パガーニC1については不明な点も多い
なお、このパガーニC10についてはわかっていない部分もかなり多く、搭載されるエンジンについても「メルセデスAMGから供給を受けるV12ツインターボ」だろうと推測できるものの、これについてはなんらかの言及が(パガーニから)あったわけではなく、続報を待つしかなさそうですね。
ただ、トランスミッションについては「マニュアル」を選択できるようになるとも言われていて、そうなると「物理的なマニュアル・トランスミッションを装備した唯一のハイパーカー」となるのかも。
ちなみにケーニグセグが先日発表したCC850もマニュアル・トランスミッションを持つものの、こちらはATにMTのロジックを持たせたのみだと言われるので、実際にMTが積まれることになれば、パガーニC10は相当な優位性を持つと考えて良さそうですね。
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C10の生産台数については「300台」とも「99台」とも言われますが、ウアイラが400台生産されたこと、パガーニは他に販売できる車種を持たないことから、このC10によって利益を稼がねばならず、よってC10は300台くらい作られるんじゃないかとも考えています(もしくは、少ない台数でも利益を取れるような価格設定としたり、C10の”次”を矢継ぎ早に繰り出してくることで、C10の販売台数を少なく抑えるのかもしれない)。
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参照:@_Tim_2712(Instagram)